世田谷を楽しもう! 風の旅人 世田谷散策記

世田谷の桜まつり

世田谷の春は桜。多くの公園や緑道に桜や並木があり、開花時期には多くの人が春の風景を求めて訪れます。

見ごろの週末には地元の自治会等で桜まつりを行っているところが多く、その日はとても賑わいます。

イベントの開催日は年によっては主催者の都合や天候、開花状況によって前後する場合があります。

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* 3月中旬~4月に開催の桜まつり *

・大蔵妙法寺枝垂れ桜のライトアップ

大蔵妙法寺枝垂れ桜のライトアップの写真

大蔵団地の下、ちょうど世田谷通りと仙川が交わるところに妙法寺があります。世田谷通りから大きな回転大仏が見えたり、ペット霊園があるのでその存在を知っている人も多いかと思います。

境内には大きな枝垂れ桜があり、開花時期、3月中旬頃からライトアップされます。昼間見ても立派ですが、夜にライトアップされている様子も見事です。大島桜も横にあり、同時に見ごろになる年は当たり年です。境内には桜餅の販売店も出て、お茶を飲みながら桜を楽しむこともできます。

<詳細・関連項目> せたがや地域風景資産No.3-13

・しもたか大さくら祭り

しもたか大さくら祭りの写真

下高井戸駅から商店街を抜けた先にある日大文理学部前は桜並木となっていて、せたがや百景にも選ばれています。

この桜並木前の通りと日大の敷地を利用して3月下旬の週末にしもたか大さくら祭りが行われます。桜並木のある通りは歩行者天国となり、多くの出店が並びます。日大の記念講堂に設けられたステージでは太鼓や踊りなどが行われ、その他にも茶席や子供の遊び場が設けられます。

<詳細・関連項目> せたがや百景No.35

・東宝撮影所、仙川桜並木のライトアップ

東宝撮影所、仙川桜並木のライトアップの写真

どういう呼ばれ方が一般的なのか分かりませんが、仙川の世田谷通りよりも上流にある東宝撮影所付近は川を覆うように枝を伸ばしている程立派な桜並木が続いています。

昼間散策してもいいなと感じる桜並木なのですが、夜にはライトアップされます。しかも東宝撮影所のスタッフ(照明係や大道具係)によって行われるので、きれいです。

ライトアップの期間は開花状況や東宝の都合によるので年によってまちまちですが、だいたい3月下旬から4月頭にかけての5日程度です。時間は18~20時の間で、雨天中止となります。

桜並木がライトアップされているのは区内ではここだけで、しかもそこまで混んでいないので私的にはここのライトアップは好きです。

<詳細・関連項目> せたがや地域風景資産 No.2-27

・馬事公苑桜まつり(*2022年まで休園中)

馬事公苑桜まつりの写真

馬事公苑はJRA(日本中央競馬会)の管轄する馬術に関する公園で、一般にも開放されています。平日でも学生などが馬術の練習をしていたり、馬が放牧されていたりと、気軽に馬を見ることができます。

敷地内には早咲きの河津桜(まだ若いけど)、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、遅咲きの八重桜など約500本の桜が植えられていて、長い期間桜を楽しむ事ができます。広々とした空間も相成って私の中で砧公園に次ぐ桜スポットとなっています。

馬事公苑でしかできないのは桜と一緒に馬とふれあえることです。年によって3月下旬の週末だったり、4月上旬の週末だったりと変わりますが、桜の木の下を通る馬車が運行されたり(要整理券)、体験乗馬(要整理券)、馬のアトラクションが公開されるなど、馬と桜を楽しめる桜まつりが開催されます。

*オリンピックの馬術会場として使われるため、施設整備工事等で2022年まで休園しています。

<詳細・関連項目> せたがや百景No.85

・世田谷美術館さくら祭

世田谷美術館さくら祭の写真

都立砧公園といえば都内でも知られた花見スポットです。広大な芝生エリアがあるので、週末にもなると万単位の人が訪れます。その砧公園の北側部分は区立の世田谷美術館となっていて、美術館前の広場を利用した桜まつりが3月後半から4月の頭の週末に行われます。

桜まつりは、出店が出たり、ステージイベントが行われたりしますが・・・、「美術館での桜まつり」、「超有名な桜スポットの砧公園での桜まつり」などと期待して訪れると、少々期待外れとなってしまいます。

この桜まつりは地域のボランティアによって行われている小規模なイベントなので、よく見かける商店街や自治会のイベントと同じような感じだからです。でも回を重ねるごとにアートっぽいイベント内容が増え、少し美術館らしい桜まつりになってきました。

<詳細・関連項目> せたがや百景No.66

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・高遠コヒガン桜まつり(都立芦花公園花の丘)

蘆花恒春園花の丘 高遠コヒガン桜まつりの写真

都立芦花公園は作家であった徳富蘆花にちなんだ公園で、実際に使用していた家屋が残っています。公園の南側には花の丘と呼ばれるエリアがあり、地域のボランティアによって管理され、花壇には年中美しい花が植えられ、毎月第一日曜日には花の丘フェスタが行われています。

この花の丘には桜の名勝で有名な高遠から送られた「高遠コヒガン桜」が植えられていて、花の見ごろには花壇の花も相成ってとても素晴らしい景観になります。

花の丘フェスタに合わせて、4月の第一土曜、日曜に高遠コヒガン桜まつりが行われ、園内に出店が並び、設置された舞台では音楽の演奏が行われます。

*現在土壌汚染が見つかり、対策がなされるまで花の丘部分は閉鎖されています。桜まつりは別のエリアで行われます。

<詳細・関連項目> せたがや地域風景資産 No.1-31

・成城さくらフェスティバル

成城さくらフェスティバルの写真

成城の住宅地にある桜並木は少し前に大ヒットした歌、森山直太朗さんの「さくら」のモデルになった桜並木があります。住宅地として造成されたときに植えられたもので、桜の本数は350本にもなります。

世田谷といえば高級住宅地。そしてその代表は成城。区外の人はそういったイメージを持つ人も多いようです。そういったことを考えると、世田谷区で一番有名な桜の名所は砧公園になるのでしょうが、一番世田谷区らしいというか、現在の世田谷を象徴するような桜のスポットは成城の桜並木になるのかもしれません。

ここ成城の桜並木では4月の第一週末頃に地元の自治会によって成城さくらフェスティバルが行われます。成城らしい桜まつりかどうかわかりませんが、並木沿いに露店やフリーマーケットが並び多くの人が訪れます。

<詳細・関連項目> せたがや百景No.52

・上北沢町会桜まつり

上北沢町会桜まつりの写真

上北沢駅の南側には住宅地の造成時に際に配置された独特の区画があり、肋骨に似ている事から「肋骨通り」と呼ばれているそうです。この肋骨の背骨部分、要は中心となる通りに桜が植えられていて、小さな桜並木となっています。

駅前の通りでは4月の第一週末に上北沢町会、そして老木の桜を守るために結成された上北沢桜並木会議によって桜まつりが行われます。通りには出店やフリーマーケットが並び、信金の駐車場ではステージイベントが行われます。

<詳細・関連項目> せたがや百景No.36

・東深沢桜まつり

東深沢桜まつりの写真

呑川の駒沢通りから下流はそれまでのせせらぎはなくなり、代わりに広々とした遊歩道が設置されています。付近には小中学校や幼稚園があり、通学路としても利用されているほか、地元住民の憩いの場所としてボランティアの人々によって清掃が行われたり、緑道に脇に植えられている花の手入れが行われています。

緑道のちょうど東深沢商店街付近では週末に東深沢桜まつりが行われます。緑道に食べ物の出店が並び、ステージでは地元小学生の太鼓演奏などが行われ、結構にぎわいます。

<詳細・関連項目> せたがや百景No.89

・TMC通り商店街桜まつり

TMC通り沿いの桜並木の写真

砧にはTMC、東京メディアシティーがあります。ここにはフジやTBSなどの多数のスタジオがあり、番組の収録などが行われています。このTMCの玄関前には立派な桜が何本か並んでいて、ちょっとした桜スポットとなっています。

この通りはTMC商店街となっていて、開花時期の日曜日には日大商学部の東広場で桜まつりが行われます。小さなイベントですが、売り出し中の芸人さんなども登場することもあります。もしかしたら近年は4月中旬にずらして春祭りとして行っているかもしれません。

<詳細・関連項目> ーーー

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・千歳台廻沢花まつり

希望丘記念公園の桜の写真

環八沿いの千歳台、船橋には希望ヶ丘と名が付く施設や公園が幾つもあります。希望ヶ丘とはこの付近を形成している丘というか、台地を差し、この地域を大々的に開拓した苦労の歴史の名残りとなります。

その中の希望ヶ丘記念公園にはソメイヨシノと少し遅咲きの枝垂れ桜が植えられていて、そこそこ広いことから花見で賑わいます。そして4月上旬ころに地元の廻沢町会によって千歳台廻沢花まつりが行われ、公園内に模擬店が並び、多くの人が訪れます。

廻沢というのは千歳台の旧名です。今では廻沢稲荷神社ぐらいにしかその名を見かけませんが、この祭りでも神社の廻沢囃子の演奏が行われます。

<詳細・関連項目> ーーー

・昇進会さくらまつり

神学院前坂道の桜並木の写真

祖師ヶ谷大蔵駅にはウルトラマンを生み出した円谷スタジオがありました。駅の北側の祖師谷、南側の砧の商店街が協力し、今では大きなウルトラマン商店街を形成し、ウルトラマンの町として知られています。商店街にはウルトラマンの形をした街灯があったり、歩いていて楽しい商店街です。

駅の北側、祖師谷住宅がある付近は祖師谷昇進会商店街で、通り沿いには桜並木があります。ここで4月上旬に昇進会さくらまつりが行われます。地元団体のお店が並び、神社のお囃子の演奏があったりしますが、商店街の福引には長い列ができていました。

<詳細・関連項目> ーーー

・八幡山地区さくらまつり

八幡山地区さくらまつりの写真

京王線の八幡山駅の南側、環八沿いには多くの集合住宅が並んでいます。これは都営八幡山アパートで、古くからの集合住宅になります。

八幡山団地内を南北に通る道沿いには桜が植えられています。北側にある小公園にも桜が植えられていて、ここで八幡山地区さくらまつりが行われます。

桜まつりでは学生などによるバンド演奏が行われ、また自治体によって出店も出て、多くの人でにぎわいます。

<詳細・関連項目> ーーー

・桜新町商店街 さくらまつり

桜新町商店街 さくらまつりの写真

桜新町の駅前の通りを歩行者天国にして行われる祭りです。例年4月の中旬頃の週末に行われます。他の桜祭りよりも遅い開催となっているのは、並木になっているのが遅咲きの八重桜だからです。

この桜まつりは多くの出店が出て多くの人で賑わいます。目玉はやっぱり道路の中央に設置されたステージでのプログラム。毎年恒例となっている地元住民の水前寺清子さんのステージです。このほか、区外にも名が知られる深沢高校の太鼓部の迫力ある演奏を楽しみにしている人も多いはずです。

その他、サザエさんの町で知られている桜新町。サザエさん関連のブースやパネルなども出るので、子供も楽しめる桜まつりとなっています。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.19

・その他の桜まつり

このほかにも訪れることができませんでしたが、多くの場所で4月第一週末頃に桜まつりが行われています。

・祖師谷公園さくらフェス (都立祖師谷公園)
・船橋葭根会さくらまつり (葭根公園)
・桜丘 桜まつり (桜樹広場など)
・下馬中央公園桜まつり (下馬中央公園)

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・区外の桜まつり

・目黒川

目黒川の桜の写真

池尻大橋の駅から玉川通りを少し東に歩くと、目黒川と交わります。この目黒川は世田谷区を流れてきた北沢川緑道と烏山川緑道の水が合わさったもので、玉川通りの南側から暗渠ではない川の流れが始まります。

山手通りまでの間は川の両側に桜が植えられていて、あまり広くない川に枝を伸ばしている様子を見ることが出来ます。世田谷でいうなら東宝脇の仙川と同じような感じです。ただこちらは川の両岸は細い車道になっているので、あまりくつろいで散策が出来ません。

桜祭りの時は並木につるされた提灯が灯り、ライトアップのようなただ電気が付いているだけのような、微妙な明るさで桜並木が浮かび上がり、何とも独特の雰囲気になります。

また更に下流でもひたすら桜並木が続き、中目黒では河岸の広場でコンサートが行われたり、大崎ではライトアップされたりと各地域でイベントが行われています。

<詳細・関連項目> ーーー

・洗足池公園

洗足池公園の桜の写真

奥沢や東玉川から1キロぐらいのところに大田区の洗足池があります。水量の豊富な池で、池の周りは洗足池公園といった広い公園となっています。園内に勝海舟夫妻の墓があったり、夏に灯ろう流しが行われることでも知られているでしょうか。

園内には桜も多く植えられていて、開花時期には多くの花見客で賑わいます。特に開花時期に合わせて桜祭りが行われるのですが、その時には多くの出店が公園内に並び、多くのボートが湖面に浮かび、一層賑やかになります。

<詳細・関連項目> ーーー

・野川ライトアップ(調布)

野川ライトアップの写真

世田谷の喜多見付近できれいな桜の並木となっている野川ですが、京王線沿いの隣町、調布でも川の両側が桜並木となっています。

それだけならわざわざ調布まで見に行かなくても世田谷で十分なのですが、ここの凄いところは本格的な照明機材と技術でライトアップされることです。

世田谷でも仙川が東宝によって本格的な照明を使ってライトアップされますが、ここのは更に規模を大きくしたものです。素人が適当に光を当てたものとは違って桜がきれいに闇に浮かび上がり、何とも幻想的な光景になります。

ただライトアップされるのは一日だけで、それも開催の2日前とかに開花状況や天気を考慮して決定されます。作業を行っているのは映画などの照明機材をレンタルしている地元のARC SYSTEM(アーク・システム)という会社で、そのサイトで開催日のアナウンスがされます。

以前はそこまで混雑がひどくなかったのですが、近年では口コミなどで人気となり、多くの人が訪れるようになりました。そのため川の両側の遊歩道は混雑し、色々と規制が行われているようです。

<詳細・関連項目> 株式会社 アーク・システム(外部サイト)

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<世田谷散策記 世田谷の桜まつり 2018年7月改訂>

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