世田谷を楽しもう! 風の旅人 世田谷散策記

世田谷の桜並木 (街路樹、川沿い、緑道)

世田谷区内にある桜の散策スポットを今まで訪れた範囲内ですが公園編、寺社編、並木編の3つに分けて紹介しています。

世田谷では昭和時代に耕地整理や宅地開発の際に記念として桜を植えられることが多く、それが立派に育った街路樹の桜並木や川沿いや緑道沿いに桜並木が多くあります。

*** このページの項目一覧 ***

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*** 桜のある町並み(並木道編) ***

*** 川沿い、緑道の桜並木 ***

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* 桜のある町並み(並木道編) *

・成城住宅街の桜並木

成城住宅街の桜並木の写真

成城の住宅地にある桜並木は少し前に大ヒットした歌、森山直太朗さんの「さくら」のモデルになった並木です。

世田谷といえば高級住宅地。その筆頭というか、象徴なのが成城といった区外の人はそういったイメージを持つ人も多いようです。そういったことを考えると、世田谷区で一番有名な桜の名所は砧公園になるのでしょうが、一番世田谷区らしいというか、現在の世田谷を象徴するような桜のスポットは成城の桜並木になるのかもしれません。

並木自体は成城1、2、6、7丁目と広範囲に広がっていて、桜の本数は350本にもなるようです。ただそれなりに古い桜並木なので近年では木の老朽化が著しく、今後少しずつ他の種類の若木に植え替えられたり、並木が失われていくのかもしれません。

また桜の開花している週末には成城さくらフェスティバルが行われます。並木沿いに露店やフリーマーケットが並び多くの人が訪れます。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.52

・上北沢の桜並木

上北沢の桜並木の写真

上北沢駅の南側には桜並木のある道を中心にして斜めに左右4本ずつの路地が配置された住宅区が形成されています。言葉では表すのが難しいぐらい独特の構造をしているのですが、これが肋骨に似ている事から「肋骨通り」と呼ばれています。この独特な区画を持つ住宅街は関東大震災後の復興事業として誕生し、桜並木はその時に植えられたものです。

ここは桜の本数としては50本ほどと並木としては小規模な感じです。そして古い木が多いのですが、地元の人々が木を守るために上北沢桜並木会議を結成し、まめに桜の手入れを行っているので比較的良好な感じがします。ちょっと桜に愛情を感じることのできる桜並木です。なお駅前では週末に桜祭りが行われます。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.36

・旧新町住宅街(深沢)の桜並木

旧新町住宅街(深沢)の桜並木の写真

本来ならもっと脚光を浴びるべき桜並木なのですが、あまり知られていないのが深沢にある旧新町住宅街の桜並木です。雑木林が生い茂っていたこの地は住宅地として造成され、大正2年に分譲が始まりました。そのときに桜が植えられ、並木が形成されました。

恐らく日本で一番最初に桜並木を持った住宅街となるはずです。それまでの常識では桜は観賞用の植物で並木には向かないとされていました。ここの桜並木は常識を覆した出来事だったに違いありません。

並木自体は古いだけあって立派な老木が多いといった感じですが、バス通りでもあることから傷んでいる木が多く見られ、近いうちに大規模な植え替えや整理等が行われそうな感じです。

<詳細・関連ページ> せたがや地域風景資産 No.2-10

・桜新町駅前の桜並木

桜新町駅前の桜並木の写真

桜新町駅前を通る旧国道246号沿いには多くの桜が植わっていて、長い桜並木道を形成しています。ここの並木は変わっていることに桜の種類が途中で変わり、駅から駒沢方面へは八重桜が植えられていて、駅から用賀方面は白っぽい品種が混ぜて植えられています。区内には八重桜の桜並木はないので(たぶん・・・)、桜新町という名前に負けず個性があっていいと思います。ちなみに八重桜はソメイヨシノよりも1週間程度遅く咲き、桜並木はソメイヨシノの桜並木を見慣れているとちょっと派手な感じがすると思います。

また桜新町はサザエさんの町でも知られていてサザエさんを絡めたイベントが多い町です。桜の時期には駅前の通りを歩行者天国にして桜まつりが行われます。サザエさんに関連した出店なども子供に人気ですが、一番人気は毎年地元に暮らす水前寺清子さんのステージで、大いに盛り上がります。

<詳細・関連ページ> 世田谷散策プラスNo.19

・桜丘の桜並木

桜丘の桜並木の写真

世田谷通りから農大の横を通り、桜丘を突っ切っている千歳通り沿いには多くの桜が植わっていて、きれいな並木道となっています。農大の横にあるので日大文理の桜並木に対抗したいところですが、残念ながら正門はこっち側に付いていないので農大生がぞろぞろと歩くことはなく、農大生にとっての思い出の桜にはなっていないような感じです。

この千歳通りは旧品川用水跡で、木橋跡付近は玉石垣が続く町並みとして知られていて、せたがや地域風景資産にも指定されています。玉石垣と桜並木といった風景がここの特徴で、区内の他の地域では見られないような独特の景観を作り出しています。また小規模ながら地元自治会によって桜祭りも行われています。

<詳細・関連ページ> せたがや地域風景資産 No.1-3

・世田谷通りの桜並木(大蔵団地)

世田谷通りの桜並木の写真

ここの桜並木の管轄が大蔵団地なのか、大蔵三丁目公園なのか、その両方なのかよくわかりませんが、世田谷通りの日大商学部前から仙川にかかる大蔵橋までの長い坂道沿いは桜並木になっていて、せたがや百景にも選ばれるような人気のスポットになっています。

ここの桜並木は道路のすぐ脇に桜の木が植わっているわけではなく、歩道の更に外側だったり、切り通しとなっている崖の上だったりと桜に優しい並木道となっています。実際に歩いてみると、坂道という立地条件に切り通し状になっている事がプラスされ、かなり立体感ある並木道と感じます。

そして付け加えるならここは風の通り道にもなり、更には車の往来もかなりあることから桜が散る頃には桜ふぶきが上から下からと凄いことになるときがあります。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.63

・日大文理前の桜並木

日大文理前の桜並木の写真

せたがや百景にも選ばれている桜並木で、日本大学の文理学部の正門前の通りにある事から日大文理前の桜並木と呼ばれてます。卒業、入学時期に桜が満開だといい思い出になりそうです。

とはいえ、この通りと周辺には、日大の百周年記念館、都立松原高校、日大付属桜ヶ丘高校、区立緑が丘中学校と多くの学校があるので、日大文理学部の学生だけの青春の思い出というわけでもなさそうです。

また桜の時期にはこの通りを歩行者天国にして「しもたか大さくら祭り」が行われます。その日は多くの人が訪れ、ステージイベントも行われ、桜並木がにぎわいます。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.35

・上祖師谷4丁目の桜並木

上祖師谷4丁目の桜並木の写真

せたがや花マップに上祖師谷にも桜並木のマークがあったので訪れてみると、国際交流会館付近の上祖師谷4丁目には可愛らしい桜並木がありました。ピンクの色が濃い品種で、小柄な木々が並ぶ様子は少しメルヘンチックな感じがします。今後大きくなっていくのか、それともこういった種類なのでしょうか。

<詳細・関連ページ> ーーー

・永安寺前の桜並木

永安寺前の桜並木の写真

大蔵の永安寺から水神橋にかけての通り沿いには桜が植えられていてちょっとした桜並木になっています。道路沿いにある並木の割には桜の背が高く、木も真っ直ぐで妙に存在感のある並木道だと思います。ここの並木は約40年前に川を埋め立てて暗渠にした時に苗木を植えたものだそうです。

並木沿いには2本の大イチョウで有名な永安寺があり、ここの門前に桜がありますが、電線が多いのがちょっと残念といった感じでした。

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・TMC通り沿いの桜並木

TMC通り沿いの桜並木の写真

TMCというのは東京メディアシティーの事で、フジやTBSなどの多数のスタジオがあり、収録などが行われています。その建物の前に立派な桜が何本か並んでいて、ちょっとした桜スポットとなっています。

玄関前の通りはTMC商店街となっていて、日大商学部の東広場では春の桜まつりが行われます。TMCらしく、売り出し中の芸人などが出演しています。

<詳細・関連ページ> ーーー

・西用賀通りの桜並木

西用賀通りの桜並木の写真

全然知名度はありませんが、ある意味凄い並木です。用賀地区は玉川全円耕地整理事業によってきれいな碁盤の目状に区画が整理されています。その区画整理された住宅街を縦に貫く西用賀通りには桜が植えられています。

何が凄いって世田谷通りまでの約1キロの間、ひたすら真っ直ぐの桜並木が続くのです。こんなに真っ直ぐな桜並木は珍しいと思います。ただ、道沿いは住宅街が中心なので、歩いていても代わり映えのしない風景の連続です。なんというか、桜のある道といった感想になるでしょうか。だから知名度も上がらないのでしょうが・・・。

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・神学院前坂道の桜並木

神学院前坂道の桜並木の写真

用賀中町通りの神学院下の交差点から新町住宅街へ続く坂道は春になると桜のトンネルになります。坂道の桜並木は立体感があるというか、平地のに比べてまた違った良さがあるように思えます。

この道は旧新町住宅街へ続く道といった感じで、旧新町住宅街とは桜の年代が違い、木が若く、日当たりがよいせいか桜が生き生きとしている感じがします。並木の間隔も道幅もちょうどいい感じで個人的に好きな並木の一つです。

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・成城ビール坂の桜並木

成城ビール坂の桜並木の写真

成城の国分寺崖線には自然が残されている緑地や坂を利用した町並みに坂道と魅力的な風景が沢山あります。成城4丁目の北側、調布市と境界をなしている坂はビール坂と呼ばれています。ここにはかつてサッポロビールの社員寮やビアレストラン「ライオン」があり、ビール坂という名前が付きました。

坂の途中にはビール坂緑地があり、坂自体も両脇が木々に覆われていて、桜の時期にはとても雰囲気のいい坂になります。名前の通り桜の季節にはオープンカフェでも設置して、ビールを飲みたいといった感じです。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.57

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* 川沿い、緑道の桜並木 *

・北沢川緑道の桜並木(代田、代沢地区)

北沢川緑道の桜並木の写真

北沢川緑道の環七の円乗院付近から池尻方面へ向かって小川のようなせせらぎが再現されていて、両側に遊歩道が設置されています。あくまでもこれは人工の小川で、水も北沢川と関係なく、下水処理場で処理された再生水が送られています。

この付近では小川の流れに沿うように桜が植えられていて、雰囲気のよい桜並木が出来上がっています。この桜は北沢川が緑道として整備される前から植わっていたもので、桜の木に沿うように緑道が造られました。そういったわけで立派な木が多いのですが、傷んでしまっている木も多く、近年かなり植え替えられました。

ここの凄いというか、驚くのは桜の時期の週末ともなると遊歩道沿いに多くの人が座って花見をしているといった光景が出来上がる事です。遊歩道が花見の人で埋め尽くされます。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.7

・呑川親水公園の桜並木

呑川親水公園の桜並木の写真

呑川の国道246号から駒沢通りの間は親水公園となっていて、循環水を利用したせせらぎが造られています。そしてその両脇には絶え間なく桜が植えられていて、気持ちのよい桜並木が出来上がっています。

ここの素晴らしいところは架けられている橋におしゃれなものが多いことです。特に素晴らしいのが伊勢橋で、この付近は桜と橋とが合わさってお洒落な雰囲気になっています。

せせらぎの途中には桜をもっとよく見えるようにと小川にせり出したテラスが幾つか造られているのも面白い趣向です。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.89

・呑川緑道の桜並木

呑川緑道の桜並木の写真

呑川の駒沢通りから下流はそれまでのせせらぎはなくなり、代わりに広々とした遊歩道が設置されています。遊歩道がまるで川の流れのようで、ここでは川の流れの目線で見る桜のトンネルが魅力となるのでしょうか。

付近には小中学校や幼稚園があり、通学路としても利用されているほか、地元住民の憩いの場所としてボランティアの人々によって清掃が行われたり、緑道に脇に植えられている花の手入れが行われています。

また東深沢商店街付近では緑道にステージが造られ、東深沢桜まつりが行われます。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.89

・蛇崩川緑道の桜並木(下馬地区)

蛇崩川緑道の桜並木の写真

蛇崩川は馬事公苑付近から弦巻、三軒茶屋、下馬と流れ、目黒に合流する川でした。今ではその流れは蛇崩川緑道となってしまいました。

蛇崩川緑道はせたがや百景に選ばれていますが、桜ではなく弦巻付近のツツジや藤棚がテーマになっています。桜に関しては長い緑道なので、所々に植えられていますが、まとめて植えられていて、並木となっているのは下馬地区です。駒留中学校前あたりから駒繋神社や駒繋公園、そして目黒にかけてがそうです。

特に駒繋神社付近は本来この川が持っていた曲線の川筋がそのまま残っているので桜と共にその雰囲気を楽しめます。また駒繋公園付近は絶好の花見スポットとなるようで、多くの人が花見をしていました。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.24

・谷沢川の桜並木(用賀1丁目)

谷沢川の桜並木の写真

谷沢川は船橋あたりを源流とし、用賀、中町を通った後に、等々力渓谷に流れ込んでいる川です。等々力渓谷を見てしまうと自然豊かな川だと勘違いしてしまいがちですが、玉川全円耕地事業でその川筋のほとんどが直線的に変えられ、川の水も仙川からポンプで引いています。これぞ都会の都市河川といった川なのです。

国道246から下流にかけての少しの区間は川の両岸に桜が植えられていて、並木を形成しています。しかも川べりは無機質なコンクリートではなく波状にデザインされ、木の色で塗られています。ですから橋の上から眺めると木製の枠が取り付けられているといったような感じに見え、ちょっとお洒落な感じを受けます。

でも、地面に大きく根を張る桜の木には酷な仕様です。木は傾き、支柱だらけといった状態になっています。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.90

・烏山川緑道の桜小路(船橋)

烏山川緑道の桜小路の写真

せたがや百景に選ばれていない桜並木でこれほど立派なものがあるとは知りませんでした。船橋を通る烏山緑道の都営住宅部分では緑道がきれいに整備されていて、桜の木が緑道の左右に並び、見事な桜のトンネルとなっています。

左右が集合住宅なので、少々影とか、見栄えという点では気になることもありますが、時間を選べばそうでもないかなといった印象です。また設置された案内板によると、桜小路と名付けられているとか。地域を挙げてこの緑道の整備に取り組んだそうです。

<詳細・関連ページ> 世田谷散策プラスNo.45

・烏山川緑道の桜並木(経堂)

烏山川緑道の桜並木の写真

船橋の桜小路よりも少し下流にあたる経堂付近でも桜のトンネルを見ることが出来ます。ちょうど小田急線と交わる付近に石仏公園があり、そこから桜並木が始まります。緑道内は桜のトンネルのようになっていて、なかなか見事です。ショッピングセンターのライフがある辺りが一番桜が多い感じです。

経堂駅へ続く農大通り商店街を越えると桜の本数は少なくなりますが、城山通りと平行するので日当たりが良く、散歩するにはとても気持ちよさそうな緑道となっています。

<詳細・関連ページ> ーーー

・烏山川緑道の桜並木(太子堂・三宿)

烏山川緑道の桜並木の写真

三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通りから東側、太子堂の下の谷の辺りから三宿にかけての烏山緑道は、緑道沿いに子供が描いた絵陶板が埋め込まれていて、とても楽しい感じの緑道になっています。せせらぎが設けられている区間もあり、ここのせせらぎには緑道と一体感のある石のオブジェが設置されているのが特徴です。

この付近には連続といった感じではなく、断続的といった感じで桜が植えられていて、桜の開花時期は絵陶板がより一層楽しく、せせらぎの石のオブジェがちょっと高級に見えたりします。また緑道内には花壇も多く、特に三宿幼稚園の付近では大きな菜の花の花壇があり、桜が並んでいる様子と合わせるととても春らしい風景になります。

<詳細・関連ページ> せたがや地域風景資産 No.3-1

・玉川上水緑道の桜並木

玉川上水緑道の桜並木の写真

江戸時代に江戸の上水道の役割をしてきた玉川上水。世田谷の少し北、杉並を流れて都心に向かっている感じですが、環七の付近、代田橋の駅から少しの区間世田谷を流れます。

その部分では玉川上水緑道となっていて、桜並木が続きます。この玉川上水緑道は他の緑道に比べて幅が広いのが特徴です。そのため、緑道が広々としていて、花見客も多いです。

<詳細・関連ページ> ーーー

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・野川緑道の桜並木(喜多見9丁目)

野川緑道の桜並木の写真

かつて野川を渡る小田急線のロマンスカーの様子はせたがや百景に選ばれる程印象に残る風景でした。しかしながら小田急線の高架橋化によってそういった風景は見えなくなり、また線路の北側に喜多見車両基地が造られ、野川の風景も変わりました。

その車両基地の上は区立の喜多見ふれあい広場として利用され、そのすぐ横の野川沿いは野川緑道として整備されていて、多くの桜が植えられています。川の両岸に桜が植えられているのですが、成城側はソメイヨシノ、喜多見側は大島桜が中心だったような・・・気がします。川の左右で桜の色が違ってカラフルな感じです。

また広々とした河川敷には芝生が植えられているのでお花見をするには絶好のスポットになっています。

<詳細・関連ページ> せたがや地域風景資産 No.2-23

・喜多見緑道の桜並木

喜多見緑道の桜並木の写真

喜多見中学と慶元寺の間を喜多見緑道が通っています。ここはちょうど狛江市との境界付近で、狛江市に入ると岩戸川緑道と名を変えます。岩戸川の名残と言うことになるのでしょうか。

この緑道沿いにも桜が植えられていて、あまり長くはありませんが、桜並木になっています。道を挟んだ慶元寺幼稚園にも立派な桜の木があり、メルヘンチックな幼稚園の建物がワンポイントになっている感じがします。

<詳細・関連ページ> ーーー

・丸子川の桜並木(岡本)

丸子川の桜並木の写真

せたがや百景に選ばれている水神橋付近で丸子川の川の流れが再び始まります。丸子川は国分寺崖線に沿って崖線から湧き出している湧き水を集めて南下して、最終的に多摩川に流れ込む川です。

流れのほとんどがコンクリートで固められているのですが、岡本では岡本公園までの区間が小川のようになっていて水生植物などが川に植えられています。とてものどかで、いい景観となっています。

そして水神橋付近の川沿いにはまだ若いですが枝垂れ桜が植えられていて、ちょっとした並木となっています。今後立派な木になると素晴らしい風景になりそうです。

<詳細・関連ページ> 世田谷散策プラスNo.35

・丸子川の桜並木(野毛)

丸子川の桜並木の写真

丸子川は国分寺崖線に沿って流れる小さな川ですが、暗渠となっていなく、その川沿いには細い道が設けられています。この道は昔の筏道に重なる部分が多いみたいですが、現在では狭い道の割には交通量が多くてのんびりと歩きにくい道となっています。

二子玉川から五島美術館や上野毛自然公園を流れ、第三京浜の手前付近はなぜか立派な桜並木となっています。いつも通りながら気になるのですが、崖線といっても多くの土地に家が建つか、公園にされているのですが、ここだけ手付かずのままなのです。地主さんの土地なのでしょうか。

<詳細・関連ページ> 世田谷散策プラスNo.35

・仙川、東宝スタジオ横の桜並木

仙川、東宝横の桜並木の写真

どういう呼ばれ方が一般的なのか分かりませんが、仙川の世田谷通りよりも上流、ちょうど東宝撮影所がある付近では、川沿いの遊歩道沿いが桜並木となっています。

ここは川を覆うように枝を伸ばしている様子が美しく、周囲が広々とした感じなので遊歩道を歩くととても気持ちがいいです。川に堰が設けられている部分があり、鏡面のようになった水面に桜の枝が映る様子は素晴らしいです。地域で盛り上げようとせたがや地域風景資産にも選定されています。

ここの凄いところは、桜の時期(満開に合わせてではなく予め決められた期間)に地域交流のために東宝撮影所のスタッフ(照明係や大道具係)によって桜並木がライトアップされることです。専門の人がライトアップしてくれるのでとてもきれいで、川面に映る様子は格別です。

<詳細・関連ページ> せたがや地域風景資産 No.2-27

・多摩堤通り沿いの桜並木(玉川)

多摩堤通り沿いの桜並木の写真

二子玉川駅周辺の多摩川沿いには土手が設けられていて、いざというときには水門を閉じれるようになっています。その土手と多摩堤通りの境に桜が植えられていて、土手の遊歩道と多摩堤通りの両方が桜並木になっています。

以前の多摩堤通りは片方に土手と桜並木、片方は生け垣が続くといった風景だったのですが、今では道が広げられ、生垣だった部分がビル群となってしまいました。再開発によって都会的な風景になってしまったなといった感じですが、これはこれで面白い景色です。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.79

・多摩川土手に並ぶ桜(野毛)

多摩川土手に並ぶ桜(野毛)の写真

第三京浜の橋より下流の多摩川の土手には桜の木がずらっと並んでいます。桜の種類も様々で土手に並ぶ様子は色とりどりといった感じです。

砧公園の桜も太陽の光を多く浴びて育っていますが、ここの桜も太陽光を遮るものがないので、枝ぶりがとても見事です。ただ土手という斜面に植わっているので、土手の高い側の枝が地面に埋まっていたりとちょっと枝が窮屈にしている部分もあります。

広々した河川敷は人間にとっても気持ちのいい場所なので、花見の時期になると多くの人が花見を楽しんでいます。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.79

・多摩川土手に並ぶ桜(玉堤)

多摩川土手に並ぶ桜(玉堤)の写真

谷沢川の水門があるところより下流が住所でいう玉堤になります。高圧電線の鉄塔があったり、桜が並んでいる様子は野毛とさほど風景は変わりませんが、この付近は河川敷が野球場などの運動施設になっている部分が違います。

少年野球の練習の声が聞こえ、その保護者が子供の野球練習を見ながら花見をしていたり、都市大学も近いことから学生の姿もあり、結構にぎやかな感じで花見ができます。

<詳細・関連ページ> せたがや百景No.79

<世田谷散策記 世田谷の桜並木 2018年2月改訂>

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*****   季節の花   *****

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