* イチョウ並木 *
・駒沢公園沿いのイチョウ並木

世田谷区内には多くのイチョウ並木がありますが、その中でも駒沢公園付近の駒沢通り沿いに並んでいるイチョウ並木が一番お勧めです。
ここのイチョウ並木は町中にある街路樹と違って周りに太陽の光を遮るものがなく、また木の間隔も比較的開いているので全体的にイチョウの木が元気で、イチョウ並木全体が生き生きしているように感じます。
もちろん外苑のイチョウ並木と比べてしまうと少々見劣りしますが、開放感ではこっちの方が上。落葉の時期にはイチョウの絨毯となった歩道を歩くことができます。
情報サイトなどで紅葉の情報などが取り上げられているので、紅葉のタイミングを見計らって訪れやすいのも好都合です。
<詳細・関連ページ> せたがや百景No.88
・成城学園前のイチョウ並木

成城といえば、高級住宅街。そして近年では歌にもなった桜並木が有名ですが、イチョウ並木もあります。
成城学園の正門前の真っ直ぐ伸びている道がイチョウ並木になっていて、成城の町が形成されたときに植えられたものです。規模としてはそんなに長くもなく、道幅も狭いので、ちょっと窮屈な印象のするイチョウ並木ですが、桜並木とともに町の発展を見守ってきました。
元々は成城学園を中心として学園都市として計画された成城住宅地。紅葉したイチョウのトンネルを通りながら通学している学生の様子を見ると、高級住宅地ではなく、本来の学園都市だったことを思い起こさせてくれます。
<詳細・関連ページ> せたがや百景No.51
・田園調布のイチョウ並木

大田区のイチョウ並木というべきなのでしょうが、少し世田谷区も含まれているし、せたがや百景にも紹介されているので載せました。
説明する必要もないと思いますが、田園調布といえば大正時代に日本で最初の近代的都市計画として開発された高級住宅街です。その開発の際に同心円状の道に対して放射状に延びる道に植えられたのがイチョウで、並木道を形成しています。
ちょっとヨーロッパ的でおしゃれな田園調布の住宅地と紅葉するイチョウ並木の様子はとても雰囲気のいいものです。紅葉の機会に訪れてみるといいかと思います。
<詳細・関連ページ> せたがや百景No.99
・都立園芸高校のイチョウ並木

都立園芸高校は名前の通り園芸関係を専門に学べる高校です。校内のバラの栽培は有名で、春と秋のバラの季節に行われる見学会とか学園祭は賑わいます。またここと皇居にしかない有名な松もあります。
正門から校舎へはとても立派なイチョウ並木が続いています。街路樹ではなく、学園内にこういった並木があるのは幸せですね。開校当時に植えられたそうなので、かれこれ百年以上経っていることになります。園芸高校なので手入れも万全なのでしょう。
正門から眺めることもできますが、園芸高校という特異性から許可をもらえば校内見学とかもできるようです。
<詳細・関連ページ> せたがや地域風景資産 No.1-15
・目黒星美学園のイチョウ並木

大蔵にある大蔵運動公園、国立生育医療センター、円光寺に囲まれた目黒星美学園の正門部分にもちょっとしたイチョウ並木があります。狭い場所にあるので迫力があるというよりもコンパクトなイチョウ並木といった感じでしょうか。女子校なので中に入ることは難しいかと思いますが、通りの外から眺めることができます。
この付近では温水プールやテニスコートにかけての道沿いにある公務員宿舎にもイチョウ並木があったり、大蔵団地や医療センターにもイチョウが多く植えられているし、砧公園や大蔵運動場も多くのイチョウの木があり、とても多くのイチョウが植えられている地域とも言えるかもしれません。
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・深沢周辺のイチョウ並木

世田谷区内には多くのイチョウ並木があります。比較的大きな通りに多く、三軒茶屋から246号と枝分かれするようにして始まる世田谷通りや目黒通り、駒沢通り、駒沢公園通り、環八や国道246号などといった道沿いに部分的、或いは断続的に植えられています。
ただ大きな通りでは排気ガスや日当りの問題などからいまいち元気がなかったり、安全や視界確保のために枝が極端に落とされていたりと、あまりきれいな並木といった感じはしません。
そういった都市の道路事情にも負けずいいイチョウ並木だなと印象に残っているのが、深沢にあるイチョウ並木です。駒沢通りや駒沢公園通りのイチョウ並木は比較的状態がよく、イチョウ並木と言えば深沢から続く等々力や駒沢を含めて深沢かなといった感じがします。
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・松原の住宅街にあるイチョウ並木

せたがや百景に選ばれているイチョウ並木で、百景では松原のミニイチョウ並木として紹介されています。その名前の通り小さなイチョウ並木で、かつてはここにあった屋敷の並木だったそうです。
住宅街にひっそりとあるイチョウ並木という意味ではちょっと面白味もありますが、やはり小さな路地にあるミニイチョウ並木なので、こんなものかといった感想になるかと思います。
<詳細・関連ページ> せたがや百景No.32