世田谷散策記 せたがや百景のバーナー
せたがや百景の案内板の写真

せたがや百景 No.67

東名高速の橋

大蔵総合運動場と砧公園の脇を東名高速が走っている。高速道路を跨ぐ公園橋から見た疾走する自動車群は圧巻だ。夕闇が訪れればヘッドライトの光の奔流が走る。日夜鼓動する日本の大動脈の一端を見る思いがする。(せたがや百景公式紹介文の引用)

・場所 : 砧公園と大蔵総合運動公園の間の通り
・備考 : ダイヤモンド富士(2月8日前後)

*** 東名高速の橋の写真 ***

グランド橋の写真
グランド橋

崖線の上に架かる橋です。

グランド橋の写真
東名高速とグランド橋

この付近は切り通しとなっています。

グランド橋からの眺望の写真
早朝の富士山のある風景

個人的に好きな景色の一つです。

グランド橋からの眺望の写真
夕暮れ時の東名高速

夕方は西日が強いので走りにくいです。

グランド橋からの眺望の写真
グランド橋からのダイヤモンド富士

ちょっとずれてしまったのが残念。

グランド橋からの眺望の写真
夕闇せまる高速道路

絵的に格好良かったので。

グランド橋からの眺望の写真
夜の高速道路

休日前は夜中でも混雑します。

グランド橋からの眺望の写真
光の閃光

百景の文章をイメージしてみました。

公園橋の写真
公園橋

バス通りにもなっている2車線の橋です。

公園橋からの眺望の写真
公園橋から首都高方面

雪の日は大渋滞していました。

公園橋からの眺望の写真
夜の公園橋からグランド橋

花火大会の日です。

公園橋からの眺望の写真
夜の光景

 

大六天橋の写真
大六天橋

崖線の下にある橋です。

大六天橋からの眺望の写真
大六天橋からの眺め

鉄塔が富士山にかかってしまいます。

* 東名高速の橋について *

環八の砧公園付近に東名入り口の交差点があり、東名、そして首都高の出入り口があります。東名の方は砧公園と大蔵運動公園の南側を沿うように西へ向かっていきますが、東名入り口の交差点ではかなり高い位置にあった高架は段々と低くなり、砧公園のファミリーパークの辺りで地面と同じ高さ、そして大蔵総合運動場に着いてみるといつの間にか地面よりも低い位置を高速道路が走っているという不思議な事になっています。

これは国分寺崖線に高速道路を通過させるにあたって急な坂にならないように土地を削って切り通しを造ったからです。そのため東名高速を横切る手段として切り通しの上に二つの橋がかけられました。厳密に言うなら国分寺崖線を下った大蔵の殿山にも切り通しが造られてそこにも橋が架けられているので、世田谷には3つの橋が東名高速に架けられていることになります。

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崖線の上の一つ目の橋は、砧公園と大蔵総合運動場を隔てている大蔵通りにかかっている公園橋です。バス通りにもなっている二車線道路なので、それなりに交通量が多い橋です。ここからは都内方面に展望が開けていて、東名の東京出口や用賀ビジネススクエアビルがよく見えます。そして東名高速が結構な坂になっているのがよく分かります。

しかしながらこっち方面を眺めると、かつて起きた車の炎上事件を思い出してしまいます。酔っ払ったトラックが料金所手前で減速した乗用車に突っ込み、乗用車が炎上し、後部座席に乗っていた子供2人が焼死したという悲惨な事件でした。普段静かな用賀の町にけたたましくサイレンが鳴り響き、空一面黒い煙が立ち昇り、町中にタイヤなどが燃える嫌な匂いが漂っていました。今でもこの日の事は忘れられません。

この事件は連日テレビで取り上げられ、この事件と後年福岡で起こった酔っぱらった車に追突された車が海に転落するという事件を契機に道路交通法の飲酒運転の罰則強化の改正が急激に進んだ事を考えれば、少しは亡くなった子供たちも報われるのかな・・・・合掌。

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もう一つの橋はグランド橋といい、地元の人しか通らないような一方通行の橋です。公園橋とそんなに距離が離れていなく、なくてもよさそうな橋ですが、意外と歩いて渡る人が多い事を考えれば、やっぱり地元の人の為にはあったほうがいいかもしれません。というより、公園橋は車道がめいいっぱい幅を使っているので、通行人が歩くスペースがなく、そういう意味でグランド橋は利用価値があると思います。

何よりここからの眺めは素晴らしいです。神奈川方面に向かう車の流れを見ることができ、晴れた朝には富士山が見え、絶好の眺めとなっています。世田谷には成城や上野毛にある富士見橋とこの近くの岡本三丁目の坂の三カ所が富士山を眺められる有名なスポットとなっているのですが、個人的にはそれらよりもここの方が開放感があって好きです。

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崖線を下った先にある橋は大六天橋といいます。橋のすぐそばに大六天社の祠があることから名付けられたようです。ここからの眺めも素晴らしいには素晴らしいのですが、崖線上にあるグランド橋よりも高さが低いために高圧電線の電線が富士山にかかってしまうのが残念なところです。いずれこの橋の真ん前に外環道の分岐となるインターチェンジができる予定なので、そうなったら別な意味で壮大な眺めになるかもしれません。

ちなみにこの橋の近くには昔は撮影所があったのでウルトラマンシリーズの撮影にもよく使われていました。実際に登場場面を見てみると昭和40年代の東名高速が背景に描かれていて、古くさい車が走っている様子はなんとも時代を感じさせられ面白かったです。それよりも安全基準が今と違うので橋に付けられているフェンスの高さの低いこと。落ちたらどうするんだろ・・・・。そっちの方が驚きました。

<せたがや百景 No.67 東名高速の橋 2008年6月初稿 - 2015年10月改訂>