世田谷散策記

 ~せたがや地域風景資産~

せたがや地域風景資産 No.1-17

富士見橋より見た富士山の見える眺望(上野毛)

上野毛の五島美術館横にある富士見橋からは富士山の眺望とともに足元を走り抜ける電車を見ることができる。

・場所 :上野毛3丁目(五島美術館の横)
・関連団体:富士見橋からの富士の見える眺望を守る会(仮称)
・備考 :関東の富士見100景、ダイヤモンド富士は10月30日と2月12日

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* 上野毛富士見橋と富士山の眺望 *

上野毛富士見橋の銘の写真
富士見橋の銘

ありきたりといえばありきたりの名となるでしょうか。

世田谷で富士見橋といえば「せたがや百景」に選定されている成城の富士見橋がよく知られていますが、比較的広範囲で富士山を望むことができた区内では他にもいくつか富士見橋があります。

現在では富士山が見えなくなってしまった富士見橋がほとんどですが、上野毛には今でも富士山が見える富士見橋があり、成城と同じく国土交通省が選定した「関東の富士見100景」に選定されています。

上野毛富士見橋の写真
富士見橋

富士山側に歩行者用のスペースが設けられています。

上野毛富士見橋の通りは広い道路ではありませんが、一方通行ではありません。でも富士山側には歩行者用の簡易歩道が設けられているので、車を気にせずに富士山を見ることができます。

そもそもこの付近は美術館やらお屋敷が並んでいるといった超セレブ界隈なので車はあまり通らなかったりします。

上野毛富士見橋 夕日をバックに通過する大井町線の写真
夕日をバックに通過する大井町線

列車が狭い切り通しを進んでいきます。

橋の下は川ではなく、成城の富士見橋と同様に鉄道の切り通しとなっています。

成城のほうは今では切り通しに蓋がされ、列車が足元を走り抜ける光景を見ることができませんが、こちらではまだ健在。東急大井町線がひっきりなしに通っています。

ただ、狭い切り通しなので冬の太陽が低い時期には影が多くなってしまい、富士山を絡めたいい写真を撮るのは難易度が高いような気がします。

上野毛富士見橋 再開発前の富士山の眺望の写真
再開発前の富士山の眺望

2008年の写真です。現在と比べるとビルがなくすっきりしています。

富士山の眺望は・・・、ちょっと微妙な感じです。二子玉川の再開発前でも手前にマンションがあったので、そこまでいい風景といった感じは受けませんでした。

再開発では二子玉川駅の南側に高層ビルが建てられていき、視界に次から次へとビルが入るようになりました。

現在では・・・、実際に見ていませんが、他の人の写真を見る限り富士山は見えるには見えるけど、ビルの間に見えるといった感じのようです。

上野毛富士見橋 富士山の眺望の写真
富士山の眺望

2009年の写真です。手前にマンションがなければ・・・ってな感じです。

ちなみにダイヤモンド富士を見ることができるのは10月30日と2月12日の二回です。その日は関東の富士見100景に選ばれているだけあって多くの人が訪れているようです。

どちらも季節の微妙な変わり目。たぶん2月の方が見ることのできる確率が高いと思いますが、2月も中旬にもなると雲がでやすくなるので晴れていてもきれいに見ることができるかは運次第でしょうか。

五島美術館 庭園内からの眺望の写真
五島美術館の庭園

富士見橋よりも眺めがよかったです。

この富士見橋のすぐ横は五島美術館です。すぐ足元を通っている東急線(東急グループ)の事実上の創業者である故五島慶太氏が生前に収集した日本と東洋を中心にした古美術を展示している私立の美術館です。

収蔵品の目玉はなんと言っても国宝の「源氏物語絵巻」と「紫式部日記絵巻」です。これらは旧大名家から買い取ったもので、鉄道王の財力恐るべしといった感じです。

きっと鉄道を引くのも自分の庭に引く感じだったのでしょうか。そういった事を考えながら富士見橋からの風景を眺めるとまた違った気分に慣れるかもしれません。

美術館内には崖線を利用した広大な庭園があります。都指定の天然記念物のコブシをはじめ、多くの石仏が展示してあります。

庭園内からの眺望も良く、ここからも富士山を眺めることができ、一般には非公開ですが庭園内には富士山の眺望を堪能できると思われる富士見亭茶室もあります。

ただ二子玉川の再開発によって多くのビルが建ってしまったので、富士見橋以上に昔のような眺望は期待できない感じです。

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* 感想など *

上野毛富士見橋 再開発と富士山の写真
再開発と富士山

赤いクレーンが青空に映えていていい感じでした。

成城と上野毛と区内に二つある富士見橋。昔はいい眺めだったのでしょうが、残念ながら今では両方ともあまり眺望がよくありません。

いまだに人口が増え続け、都市化や高層化が進んでいる現状ではこういった事はしょうがない・・・で済ませていいのか分かりませんが、富士山スポットに限らず区内のほとんどの場所で視界が遮られ、窮屈な風景になっているような気がします。

願わくば広い空間といい眺望がある場所で暮らしたいというのは誰しもが思うのでしょうが、お金の問題を含めてなかなか難しいですね。

ー 風の旅人 ー

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* 地図、アクセス *

・住所上野毛3丁目(五島美術館の横)
・アクセス最寄り駅は東急大井町線上野毛駅、もしくは田園都市線二子玉川駅。

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