世田谷散策記 せたがや風景資産のバーナー
森の公園の案内板の写真

せたがや地域風景資産 No.1-16

森の児童館

上野毛には木々に囲まれた児童館がある。森の児童館と呼ばれ、古くから地元のボランティアの人々に支えられ、子供たちの成長を見守り続けてきました。

・場所 : 上野毛4丁目29-18
・登録団体など : 森の児童館、上野毛四丁目児童館運営協議会
・備考 : ーーー

*** 森の児童館の写真 ***

森の児童館の写真
森の児童館

もうちょっと遊び心のあるデザインでもよかったような・・・

森の児童館の写真
通りの向こうから

駒沢通りからの様子

森の児童館の写真
森の公園

駒沢通り付近の様子

森の児童館の写真
公園内の様子

児童館の裏側

森の児童館の写真
児童館の案内板

色々とイベントなど行っているようです。

森の児童館の写真
笛を吹く少女の像

 

もりのこどもまつりの写真
もりのこどもまつり

ここで一番大きなイベントとなるでしょうか。

もりのこどもまつりの写真
太鼓の演奏

多くの人が訪れていました。

もりのこどもまつりの写真
ゲームなどの手作りのブース

多くの出店が並び、子供たちが楽しんでいました。

* 森の児童館について *

駒沢通り沿いの上野毛4丁目に森の公園というのか、上野毛4丁目児童館というのか、合わせて森の児童館と呼ばれているのか分かりませんが、地域風景資産に選ばれている区立の公園と児童館があります。目の前の駒沢通りは近年拡張整備され、この辺り一帯は新しい雰囲気があるのですが、児童館の歴史は古く、昭和50年に近隣の小学校のPTAと住民の会により森の児童館施設を創る会が発足し、昭和55年に児童館が落成し、開館式とイベントを行っています。

2010年にはちょうど30周年を迎え、30周年記念パーティーが行われました。そう考えると古くからこの地域にあり、子供たちの成長を見守ってきた公園ということになります。同じような施設でいうなら羽根木公園にあるプレーパークは2009年に30周年を迎えているので、日本で最初のプレイパークと言われている羽根木プレイパークより1歳年下ということになるのでしょうか。そう考えてもかなり古くから子供たちのために尽力していた施設ということになりますね。

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この森の児童館は一般的な遊具があって園内が歩きやすいように整備されてといった公園ではなく、児童館と大きなケヤキやクスノキが多く生えている広場があるといったシンプルな公園です。広々としているので鬼ごっこなどで駆け回るには最高な感じでしょうか。

児童館の方も、子育てひろば活動といった乳幼児の親子の自由な交流を大切にしていたり、また中高生へも卓球やミニバスケット、図書室を開放してくれたり、中高生向けの相談やイベントもあったりと、幅広い年齢層に対応した子供のための施設となっているようです。このあたりが古くから地元で子供たちのために頑張ってきた施設の包容力かなといった印象を受けます。

まあ普通に考えれば、ここで育った子供が子育てで訪れることや、その子供が遊びに来ているほどの歴史を積み重ねているわけですから、そういったことが当たり前に行われているのも自然な成り行きかも知れません。

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また森の児童館では、運営協議会のみなさんと協力して、季節行事や毎月様々な行事を行っています。クッキング、手作り、図書、花づくりの4つの「もりの木会」のグループが、それぞれにお料理やお話し会などを開いています。それらは児童館の掲示板に活動内容が張られています。

ちなみに2011年の春でいうなら、トマトクラブ(トマトの栽培)、 ご飯ものをつくろう、パフェをつくろうといったクッキング、お話会や映画会、入学・進学おめでとう会、卓球を楽しもうなどが募集されていました。秋には森のこどもまつりが行われ、これが一年で一番大きな行事となり、多くの子供たちでにぎわいます。

普段からこういった施設を利用することで、学校で学ぶことにプラスして知識や経験、人間関係が身につきそうですね。何より館長さんはじめ優しい館員さんやボランティアの人たちが見守り指導して下さるので、学校が苦手な子供も安心して遊び、学べる事でしょう。もちろん多くの区内にある児童館でも似たようなことを行っているので困ったときは足を運んでみるといいかと思います。

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私自身、長く一人旅をしていてしみじみと感じたのですが、世の中はうまい具合に回っていて困ったときにはなぜか助けてくれる役割の人とめぐり合い、事態が好転していくものです。それは切羽詰って自分から求める場合、困っているのを見かねて助けてくれる場合ど様々です。助けてくれるのもすぐ身近の人であったり、友人の友人であったり、こういった施設の人であったり、単に通りがかりの人である場合もあります。

人間関係や家庭の問題などといったことは小中学生が一人で悩んでどうにかなる問題ではありません。子供が困ったと一人で悩んでいてもなかなか解決することはありません。我慢するだけになってしまいます。誰かに打ち明ける勇気を持つこと。解決に向けて施設や相談所に相談するといった行動すること。そういった一歩を踏み出すときっと物事はいい方向に向かうはずです。

<せたがや地域風景資産 No.1-16、森の児童館 2011年5月初稿 - 2015年10月改訂>