世田谷散策記 せたがや百景のバーナー
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せたがや百景 No.37

船橋の希望丘公園

ガスタンク郡や清掃工場、団地の三つの大きな建築物が空を圧しているなかに、公園がある。小高い丘に木が植えられ、芝生がきれいだ。園内には水が巧みに設計して取り入れられており、水が流れる広場は周囲の風景に清涼感を与えている。(せたがや百景公式紹介文の引用)

・場所 : 船橋7-9
・備考 : 11月3日にふなばしふれあいまつりが行われます。

*** 希望丘公園の写真 ***

希望丘公園の様子を写した写真
時計塔のある風景

この公園のシンボル的存在です。

希望丘公園の様子を写した写真
時計塔前の広場

レンガの壁もありいい雰囲気の空間です。

希望丘公園の様子を写した写真
水が流れる滝

レンガを使用しているのは珍しいのではないでしょうか。

希望丘公園の様子を写した写真
レンガのアーチ橋

レンガが多いです。

希望丘公園の様子を写した写真
桜の季節のブランコ

気持ちよさそうに遊んでいました。

希望丘公園の様子を写した写真
夏の川の像

これぞ夏休みといった感じです。

希望丘公園の様子を写した写真
円形球技場と桜
希望丘公園の様子を写した写真
初夏の夕方
希望丘公園の様子を写した写真
健康器具が並ぶ地帯

朝夕に散歩するお年寄りが多そうです。

希望丘公園の様子を写した写真
希望ヶ丘団地を背景に

周辺には団地が多いです。

* ふなばしふれあいまつり *

ふなばしふれあいまつりの様子を写した写真
グラウンドに設置されたステージ
ふなばしふれあいまつりの様子を写した写真
広場でのフリーマーケット

* 船橋の希望丘公園について *

芦花公園や廻沢のガスタンクと環八を挟んだ反対側に希望丘公園あります。この公園の周りには色々な建物があって、まず西隣が区立千歳温水プールで、南西方面に大東学園高校、北西方面に千歳清掃工場、北側には西濃運輸の集配所、北東にはセコムのビル、東には希望ヶ丘団地のビルが続き、南には三菱商事のビルがありと、百景の文章にあるように都会らしい圧した空間にあるような公園です。

ただガスタンクに関しては現在全く見えません。当時と違って隣の温水プールの建物がでかくなってしまったからと思われます。区立千歳温水プールは清掃工場の燃焼の熱を利用したもので、昭和49年8月に造られました。現在の施設は、トレーニングルームやジャグジーなどの施設も備え、バリヤフリーにも対応しているという優れもの。おまけに区立なので料金も安く、結構人気があるようです。大蔵運動場の温水プールもそうですが、清掃工場が近くにある住民としてはこういった施設は当然の代価といったところでしょうか。

ちなみにかつて存在した希望丘公園水泳場というのはご存じですか。昭和55年に開設された屋外プールで、通年の温水プールに対してこちらは夏の期間のみの営業でした。そしてビックリしたのがなんと水泳場と名が付きながら流れるプールで、ウォータスライダー(滑り台)などといったものもあり、ちょっとしたレジャーランドみたいな存在だったようです。

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さてこの希望丘公園なのですが、世田谷区立の公園で、昭和51年(1976年)に完成しました。ヨーロッパの公園を参考にしたとの事で、特徴としてはレンガの壁の滝(品良く言うならアーチ橋をかたどった壁泉というのかな)と広場の丘に公園のシンボル的なレンガ造りの時計塔があります。全体的に赤いレンガと木々の緑がよく調和した公園だといえます。結構木も植わっているし、滝のような壁のデザインもいいので、その前に立つと百景の文章のように清涼感を感じることができると思います。

ただ、少しでも離れてしまうと視界に色々な建物が入ってくるのでせっかくの気分も台無しと感じるかもしれません。そう考えるとこの壁のような噴水にしたのは屏風というか、衝立というか、視界を悪くして清涼感を与える効果を狙っているのかなと思えてしまいました。

滝の横には「夏の川」というタイトルの銅像が建っていました。短パンに麦わら帽子をかぶった少年がバケツと釣り竿を持っているといった銅像で、私は小川などでザリガニでも捕っている様子を思い浮かべましたが、どうなのでしょう。少なからずそういったイメージを連想してこの公園の水辺、そして全体が造られたのかなと思えます。

時計塔に関しては、公園の一番目立つところにある事から、恐らく希望丘公園の一番のシンボルとなっています。レンガでできていて、東屋が付随しているのでちょっとおしゃれな感じの時計塔です。横に藤棚があるので藤の季節は少し彩りがよく見えるかもしれません。

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その他には球技場が二つあって、一つは本格的なもので、もう一つは円形の小さなものです。この壁には子供達の絵が描かれているのがほのぼのしていていい感じです。また子供用の遊具やアスレチックの遊具に混じって、隣の温水プールの影響なのか大人用の健康用の器具もあるのが面白いところです。早朝とかは近所のお年寄りなどがラジオ体操の前後に利用しているのかなと想像するのですが、どうなのでしょう。

後は公園をぐるっと1周するようにジョギングコースが設けられています。これは少しアップダウンがあり、訪れたときは子供が自転車のレースをしていました。これは自転車だと面白そうだけど・・・、危ないのでやめましょう。 とまあ全体的に色々な施設や空間があり、コンパクトにまとまっている感じの公園でした。

ただ、周りの風景からどうしても団地の中の公園というようなイメージがまとわりついてしまうのはしょうがないことでしょうか。でも団地の中のお洒落な公園、都会にあるお洒落な公園といったようなシチュエーションを求めるなら最適かもしれません。実際にドラマや特撮などのロケで使われる事も多いようです。

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また毎年11月3日にはここで「ふなばしふれあいまつり」が行われます。船橋地区最大の行事ということで、結構混みあいます。このイベントでは地元の団体の模擬店が多く出ていて、比較的お手ごろな値段で飲食ができたり、野菜即売やフリーマーケット、手づくりコーナーや木工教室に年によっては乗馬体験等が行われます。ステージも設けられ、地元の団体や子供たちが普段の練習の成果を披露していました。この日はすぐ北側にある清掃工場およびリサイクル施設も見学をすることができます。

<せたがや百景 No.37 船橋の希望丘公園 2009年4月初稿 - 2015年10月改訂>