世田谷散策記 せたがや百景のバーナー
せたがや百景の案内板の写真

せたがや百景 No.24

蛇崩川緑道

下馬から三軒茶屋・上馬・弦巻まで全長約3キロにわたって続く。蛇崩川にフタをして作った緑道で、地下には現在下水道の幹線が通っている。サクラ、フジ、サツキ、アジサイ、クチナシなどが季節季節に花咲き、道行く人を楽しませる。(せたがや百景公式紹介文の引用)

・場所 : 下馬~三軒茶屋~上馬~弦巻など
・備考 : ーーー

*** 蛇崩川緑道の写真 ***

駒繁公園の写真
駒繁公園

三宿通りを越えると目黒区です。

駒繁神社の橋の写真
駒繁神社の橋

緑豊かで昔の面影が一番強い場所です。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
駒留中学校~駒繋神社

大きく弧を描いています。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
駒留中学校校門前

この時期は通学が楽しいでしょうね

蛇崩川緑道の様子を写した写真
駒留中学校付近

緑道内に小さな公園があります。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
三軒茶屋付近

ひたすら真っ直ぐで、通路といった感じです。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
246号との交差

一旦途切れます。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
環七付近

妙に下町っぽい風情があります。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
蛇行する緑道内の道

水路っぽくて面白いですね。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
上馬付近

散策を楽しむ人も多いようです。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
さつきと藤棚

百景の案内板があるので、ここがスポットでしょうか。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
弦巻通り沿い

この時期は道路脇がカラフルです。

蛇崩川緑道のつつじの様子を写した写真
さつきが溢れる道

とても色鮮やかな道です。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
水道管が溢れる道

なんとも不気味な道です。

蛇崩川緑道の様子を写した写真
水道管のオブジェ

柵やガードレース代わりにするよりはいいかと

蛇崩川緑道を神輿が進む様子を写した写真
水道管を避けながら進む神輿

本当に邪魔な水道管です。

旅人の像の写真
旅人の像

旧大山通りと交わる公園にあります。

JRA弦巻公園の写真
JRA弦巻公園

この付近が源流となるようです。

* 蛇崩川緑道について *

まず蛇崩川について書くと、川の名前に蛇という文字が入っていることで想像が付くでしょうが、かなり曲がりくねった川です。ただ名前の由来に関しては色々な説があって、必ずしも曲がりくねっているから蛇崩川というわけでもなさそうです。

「崩れる」という文字が入っていることがポイントで、大雨になるとよく崖崩れを起こし、その事と曲がりくねった川の様子から蛇崩れになったとか、あるいは崩れた崖から大蛇が出てきたという伝説から蛇崩れとなったとかいった説もありました。現在では耕地整理や河川の流路変更でかなり川の流れが整えられましたが、それでもよく曲がりくねった川で、今でも蛇崩川の名前がふさわしい川だと感じます。

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川の全長は世田谷区内が約3kmで、目黒区が約1kmと合わせて4kmほどの川です。昭和50年にはそのほぼ全てが蓋をされた緑道となりました。地図で蛇崩川を追っていくと・・・、いや遡る方が楽なので下流から書くと、東急線の中目黒駅のすぐ南側で目黒川に合流しています。その手前、山手通りから目黒川までのちょっとの区間は蓋がされていないので、唯一川面を見ることが出来ます。と言ってもコンクリートで固められた川を見ても・・・といったところでしょうか。

ここから遡っていくと、まずは東横線沿いに西に進み、新しくなった目黒区役所付近で北に進路を変えて線路をくぐり、くねくねと蛇行しながら世田谷にやってきます。最初に入ってくるのは下馬1丁目。そして三宿通りを横切り、駒繁公園、駒繁神社の前を通ります。この付近はきれいな緑道に整備されていますが、かなりきついカーブを描いています。

川筋にあまり手を加えないで緑道にした区間で、かつての蛇崩川らしさが一番よくわかる部分だと思います。また駒繁神社の鳥居前の朱橋が暗渠となっているのも緑道となった影響で、神社の緑と合わせて雰囲気がよくなっています。

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この後駒留中学校の前を通りますが、この付近は桜が多く植えられていて、美しい桜並木となっています。私が学生の頃は駒留中学校と聞くと荒れたイメージがあったのですが、今はどうなのでしょう。こんなきれいな桜並木を見ながら通っていれば・・・などと思ってしまうのですが・・・。

駒留中学校を過ぎると、しばらくはまっすぐな川筋になります。気味が悪いほど真っ直ぐなので、この付近は川筋を大幅に整備したのでしょう。そして世田谷郵便局前の交差点の北側で国道246号を横切ります。さすがに緑道は一旦途切れ、歩行者が道を渡るためには大きく迂回しなければなりません。

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国道246を越えてからは世田谷郵便局や世田谷警察署の北側を通り、緑道と一体化した丸山公園に至ります。ここを過ぎると大きく進路が西に変わり、環七に向かっていきます。この付近の緑道は緑に囲まれた緑道といった感じです。環七を越えるとしばらくは弦巻通りと平行します。この付近はあまり生活通路になっていないのか、適度に緑道内の通路が蛇行していて歩くには少し不便かもしれませんが、緑道としての雰囲気はとてもいいです。

そして駒沢中学校付近の交差点近くにある小泉公園の真ん中を突き抜け、この先で弦巻通りの歩道と一体化します。この付近にはサツキ・・・未だにツツジと区別が付かないのですが・・・と、藤棚があることが特徴です。5月の連休付近には両方とも見頃を迎えるので、なかなか通りが華やかです。特にサツキに関しては一見の価値がありといったぐらい華やかです。この付近が百景の切り絵となっているので蛇崩川緑道を象徴する区間でしょうか。

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その後弦巻中西交差点付近でまた大きく進路が北に変わり、弦巻通りと別れを告げて弦巻神社の東側を通り、松丘小学校南側へ至ります。この付近には水道管のようなオブジェが忽然とあって、昔から何だろうと気になっていたのですが、ようやく納得しました。しかしながらこれは危なくないですか。変わったものが好きな私としてはこういう趣向は好きなのですが、安全を考えると賛同しかねます。なんせ夜には黒い鉄の固まりなのですから。それが歩道の真ん中に取り付けられていては溜まったものではありません。自転車などで勢いよくぶつかったら大変です。大怪我をして訴えられたら安全性を配慮しなかった区は確実に敗訴となるといった、なかなか挑戦的なオブジェでもあります。

ゴルフ練習場から中央図書館付近にかけては完全な緑道なっていて、緑道の脇には水道管を使用したオブジェが設置してあり、これはアートというか、楽しげでなかなか面白い趣向です。こういう通行の邪魔ならないものならどんどんと設置して欲しいものです。そういえば弦巻神社の神輿渡御ではこの緑道を通るのですが、水道管のオブジェを除けながら進んでいく様子が見ていてちょっと面白かったです。

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松丘小学校の南側、中央図書館の北側で桜新町の駅前から世田谷通りに抜ける道を横切ります。この後はいまいち川筋がはっきりしなくなります。おそらく東急バスの営業所の下を通り、大山参りの旅人の像がある弦巻四丁目の公園に至っています。

この後は西弦巻保育園の前の通りの下を通り、松丘幼稚園、JRA弦巻公園付近にむかっているようです。で、源流はと言うと、このJRA弦巻公園辺りだそうです。この先にある馬事公苑内にある池という説もありますが、どうもそちらは品川用水へ流れていたようで違うみたいです。この辺のことはまた改めて調べてみたいものです。

それにしても意外と川筋を考える旅というのも面白いものですね。地図で辿っても面白いし、また実際にデジカメを携えながら自転車でのんびりと緑道をサイクリングするというのも結構楽しいものです。もちろん往復しなければならないことを考えると、短い都市河川の話ですが・・・。

<せたがや百景 No.24 蛇崩川緑道 2009年3月初稿 - 2015年10月改訂>