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せたがや地域風景資産 No.2-14

歩いて楽しい北沢川緑道(豪徳寺1丁目)

北沢川は、昭和30年代頃まではその流れが見えていましたが、現在は歩行者専用の緑道として整備されています。並走する商店街の賑わいとは異なり、車を気にせず歩ける散歩道・貴重な憩いの場となっています。(紹介文の引用)

・場所 : 豪徳寺1丁目の北沢川緑道
・登録団体など : 豪徳寺駅周辺風景づくりの会
・備考 : ーーー

*** 歩いて楽しい北沢川緑道(豪徳寺1丁目)の写真 ***

北沢川緑道の様子を写した写真
山下駅の裏側付近<

ここから再び緑道が始まります。

北沢川緑道の様子を写した写真
商店街を横切る部分

線路のようですね。

北沢川緑道の様子を写した写真
スタジオのある付近

緩やかなカーブが緑道っぽいですね。

北沢川緑道の様子を写した写真
道との交差部分

すれ違うのがっやっとなほどの狭さです。

北沢川緑道の様子を写した写真
花が多い部分

花が置かれているとやはり目がそちらにいきます。

北沢川緑道の様子を写した写真
豪徳寺1丁目の終点付近

蛇状の道と木造の家がいい雰囲気を出しています。

北沢川緑道の様子を写した写真
防災用の倉庫

いざというときのためですね

北沢川緑道の様子を写した写真
緑道の注意書き

公園協定などについて書かれています。

* 歩いて楽しい北沢川緑道(豪徳寺1丁目)について *

北沢川は上北沢の将軍池を源流とし、桜上水、経堂駅の北側、豪徳寺、梅が丘、代田、代沢と世田谷区を斜めに横切り、三宿付近で烏山川と合流し、その後目黒川として目黒、品川を流れて東京湾に注いでいます。現在では川の全てが埋め立てられ、そのほとんどが緑道として利用されています。川が長いこともあるのでしょうが、緑道はせたがや百景、地域風景資産に多くの項目が選ばれ、また北沢川周辺の事柄も多く見受けられます。古くから世田谷の文化を創ってきた川ということもできるでしょうか。

緑道で特に有名なのは代田、代沢付近のせせらぎです。桜並木と相成って美しい水辺の風景をつくっています。また経堂駅の東側付近ではユリノキの並木となっていることでも知られています。このユリノキ公園は世田谷線の山下駅で途切れますが、線路を越えて再び始まる緑道部分が今回選ばれている部分となります。世田谷線でいう山下駅の東側、小田急線の豪徳寺駅の北側部分、ちょうど山下商店街に沿った部分になります。

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タイトルに「歩いて楽しい北沢川緑道(豪徳寺1丁目)」とわざわざ豪徳寺1丁目と断っているように豪徳寺一丁目部分が歩いて楽しい?部分になります。山下駅の裏側から緑道が始まり、商店街の横筋を横切り、しばらく商店街と平行して、商店街のメイン通りと交わる部分で豪徳寺1丁目区間は終わります。

この区間を歩いて感じたのは、緑道とあって緑が多いのはいいんだけど、通路がちょっと狭過ぎる事です。自転車が通行禁止となっているのは当然として、人とすれ違う際にもちょっと気を遣うような幅です。遊歩道としての機能性を上げるならもう少し幅を広げても良かったのでは・・・と思ってしまいました。

特徴としては、視覚障害者誘導用ブロックが埋め込まれているといったバリアフリー的な要素を持っている事です。緑道としては珍しいかと思います。後は昔の川の流れの名残で、緑道が緩やかなカーブを描いている事です。区内では直線的な緑道が多いので、この区間は緑道を歩いている感じがしていいです。

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この緑道部分はちょうど山下商店街と平行しています。商店街自体はそこまで人通りが多いと思えないのですが、この界隈は道が細く、通行する車や自転車を避けるという意味合いではバイパス的な役割を担っているといえます。とはいえ日常的に使っている人が多いのかはちょっと疑問で、訪れたときはほとんど人が歩いていませんでした。

でも緑道の手入れは行き届いていて、寂れた感じはせず、所々に花などがきれいに置かれていました。これは個人が置いたものかもしれませんが、そういったアクセントがあるのは歩いていてうれしいものです。とは言うものの、全体的には普通の緑道で、人通りが少なく、あまり区内にある他の緑道に比べて特徴はないかなといった印象を受けました。

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現在はほとんどの小さな川が埋め立てられ、緑道となっているので区内には緑道が多くあります。多くの緑道でそれぞれの地域のボランティアが活動し、それぞれの特色を出しています。そういった中でこの部分の緑道が他の部分と比べてどう感じるかは人それぞれでしょうから、タイトルにある「歩いて楽しい」とかも人ぞれぞれかと思います。

ただ個人的には歩いて楽しく感じるにはやはりもっと多くの人が歩きたいと思える環境が欲しいかなと思えました。それはきれいに整備されているとか、花や桜並木があるといったことも大事でしょうが、行きかう人と挨拶したり、会釈しながら歩くのも楽しいものです。現在は歩いていてもすれ違うのがちょうどといった幅なので、車椅子の人や足の不自由な人が散策として使うには少々窮屈な感じを受けます。狭い商店街のメイン通りを避ける意味合いを持たせるなら、やはりこちらはもう少し開放感があったほうが差別化を図れるのではないでしょうか。そのためにはもう少し道幅を広くして、歩きやすい環境を整え、通行したいと思う気持ちや利便性を高めた方がいいのかなと思えました。

<せたがや地域風景資産 No.2-14、歩いて楽しい北沢川緑道(豪徳寺1丁目) 2011年8月初稿 - 2015年10月改訂>