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せたがや地域風景資産 No.1-19

等々力7丁目荒井家・鈴木家かいわいの巨樹群

樹齢300 年を超えるケヤキ等がある。荒井家のケヤキは玉川全円耕地整理以前の道に沿って植えられており、その延長が鈴木家の竹垣のある小道となっている。(紹介文の引用)

・場所 : 等々力7丁目
・登録団体など : 不明
・備考 : 個人のお宅の敷地内は非公開です。

*** 等々力7丁目荒井家・鈴木家かいわいの巨樹群の写真 ***

荒井家周辺の写真
荒井家の森

樹木が山盛り状態になっています。

荒井家周辺の写真
同じく角度を変えて(秋)

落ち葉の処理とかも大変そうです。

荒井家周辺の写真
荒井家

植木の手入れが行き届いていますね。

荒井家周辺の写真
荒井家の近くの森

今ではマンションです・・・

鈴木家周辺の写真
鈴木家の界隈

この辺りも緑が多いです。

鈴木家周辺の写真
鈴木家

こちらも立派な木が多いです。

等々力7丁目界隈の写真
住宅街の中にある大木

思わず足を止めてしまう光景です。

等々力7丁目界隈の写真
お店と一体化した木

ユニークな店ですね。

* 等々力7丁目荒井家・鈴木家かいわいの巨樹群について *

目黒通り、駒沢公園通り、駒八通りに囲まれた地域が等々力7丁目です。更には目黒通りと環八をショートカット的に結ぶ上野毛通りも横切っていて、この地域はどこへ行くのも便利であると同時に抜け道的に通る人も多いかと思います。

私自身も比較的よく通る道沿いの地域なので、全く知らない土地ではありませんでした。タイトルに巨樹群とあるように、この付近には巨樹・・・、というより、走っていて周りに木や緑が多いなと感じていました。

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今まで通り過ぎていたのを今回は途中下車といった感じで訪れてみると、上野毛通りの北側に新井家、南側に鈴木家の大きなお屋敷があり、そこを中心に緑が多くあるといった感じでした。きっとこの2つの家はこの辺りの大地主さんになるのでしょうね。

その他、歩いていると、さりげなく住宅街の中に大きな木が残っていたり、レストランの敷地に木が残っていたりと、近年なるべく木を残すように町が開かれていったのかなといった印象を持ちました。

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等々力7丁目は北が深沢3丁目、東が深沢1丁目と比較的緑の多い地域である深沢に接している地域です。深沢といえば秋山家や三田家などの大地主が所有していた比較的大きな森が近年まであったことで知られていますが、そういった土地は近年では静かな環境や贅沢な空間を利用した高級マンションに替わってしまいました。今では深沢や駒沢公園周辺、そして等々力とこの周辺地域はそういった高級マンションが多い地域としても知られています。

この等々力7丁目でも同様で、ここ数年でも緑豊かな大きな一画が切り開かれて高級マンションが建てられました。個人の土地ですし、相続とか、税金の問題とか色々事情があるのでしょうがないのでしょうが、このままいくと「界隈(かいわい)」といった表現がふさわしくなくなりそうというか、億ション界隈ってな表現が適切になってしまうかもしれません。そしてそのうち地主さんの敷地は緑がたくさんあるよねといった冷めた感じの風景になってしまいかねません。

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こういう緑の風景は連続しているからこそ価値のある風景なので、それが散発的な風景となってしまったなら、その魅力は減少していくことでしょう。そしてこの地域から加速度的にどんどんと緑がこの地域から失われることにもなりかねません。もちろんこういうことは無責任な外野がとやかく言うことではないのです。土地所有者の懐具合や考え方しだいでしょうから。きっと固定資産税やら相続税の額はたまげるような金額なのでしょう・・・。

<せたがや地域風景資産 No.1-19、等々力7丁目荒井家・鈴木家かいわいの巨樹群 2011年6月初稿 - 2015年10月改訂>