世田谷散策記 ~世田谷を楽しもう!~

世田谷散策記について

この世田谷散策記は、私が世田谷に暮らしていた頃、「せたがや百景」「せたがや地域風景資産」などの題目に合わせて区内を散策した散策記録になります。

今まで国内外の多くの地を見てきた旅人なりに感じたことや、興味を引いたことを中心に、ちょっと歴史や地理要素を加えてみました。

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* 制作のきっかけなど *

地図を見ながら探すイメージ(*イラスト:poosanさん)

(*イラスト:poosanさん 【イラストAC】

世田谷生まれの世田谷育ちで、世田谷をこよなく愛している人が、この世田谷散策記を制作している・・・と思われがちですが、そんなことはありません。私自身、田舎で生まれ育ち、高校の入学時に東京に引っ越してきました。しかも、東京でも目黒から世田谷と引っ越しているので、私にとっての東京は世田谷だけではありません。

なので、世田谷や東京に地元意識や地域愛といったことを感じることなく、東京暮らしの地方人といった感じで学生時代を送り、社会人になりました。

旅のイメージ(*イラスト:morockmeさん)

(*イラスト:morockmeさん 【イラストAC】

私の地元愛というか、東京人としての自覚が芽生えたのは、旅がきっかけでした。旅が好きなので、若い頃は頻繁に国内外を旅をし、多くの土地を訪れました。旅をすること。それ、そなわち己を知ること。などと先人が言ったとか、言わなかったとか。実際は、旅に出て見聞(比較対象)が広がると、自分を含めた周りの環境の理解や関心が進みます。

それとともに、一人で旅をすることが多いので、出会った地元の人、或いは同じような旅人によく話しかけられます。その際、「どこから来なさった?」「どこの出身ですか?」といった会話になることが多く、そういった会話をこなしていくにつれ、徐々に自分が東京人、世田谷住民であることを意識するようになっていきました。

自分が暮らす世田谷には何があるのだろう。「どこから来た?」「世田谷からです。」と、答えると、「あの高級住宅地成城があるところでしょ!凄い所に住んでいますね・・・」といった返事がよく返ってくるけど、そんなに凄いのか。成城は。

世田谷に暮らしていながらあまりにも世田谷のことを知らなすぎる。世田谷で育っていないのでしょうがないとはいえ、せっかく相手が話題を振ってくれているのに、会話がすぐに途切れてしまっては申し訳ないし、こっちとしても気まずい。

というより、あちこち旅をして見聞を広めている旅人が、自分の暮らしている地元のことを全く知らないのって、本末転倒ってやつではないか。これでは旅人を名乗る資格がないかも・・・。

百景のシンボルマーク
せたがや百景シンボルマーク
(世田谷区)

お洒落は足元からというように、地元を知っておくことは旅において大切なのではないか。少し世田谷を見て回ってみよう。成城よりも自慢できる場所があるかもしれない。そう思い立った時に見つけたのが「せたがや百景」で、まずは「せたがや百景」を全部巡ってみることにしました。

これが2008年の話になります。この当時は、まだスマホのない時代。現在のようにインターネットは充実していなく、せたがや百景を訪れようと、インターネットで調べてもなかなかいい情報が手に入りませんでしたし、ごちゃごちゃした路地の中にある項目を訪れるには、紙の地図が必須でした。なので、結構、苦労しました。

地図を見ながら探すイメージ(*イラスト:poosanさん)

(*イラスト:poosanさん 【イラストAC】

苦労したからこそ達成感があるというもので、百景巡りをしている最中、「誰もせたがや百景のページを作っていないのなら、私が作ってしまおう。海外旅行記を書くよりも手軽だし・・・。」などと、作り始めたのが、この世田谷散策記です。

「なぜこのようなホームページ(サイト)を作ったのか?」と、よく聞かれるのですが、きっかけというか、根元の部分は、「世田谷で育っていないので、世田谷のことをほとんど知らなく、世田谷散策を始めてみたら意外と新鮮で、面白かった」となるでしょうか。

作り始めたものの、最初は訪れた証拠写真を貼り付けて、簡単に感想を書くだけの訪問記録でした。どうせこんなマイナーなネタには需要がないだろう。簡単に作っておけば、手軽にサイトのコンテンツが増えていいか・・・といった程度の認識でした。

しかし半年後、サイトを訪れる訪問者数が分かるアクセス解析を見てみると、想定していないほど・・・というか、他の海外旅のページよりも訪問者が多くて、ビックリ。こういった地道なネタにこそ需要があるのかもしれない。と、気が付き、力試しも兼ねて、本腰を入れて制作することにしました。

資料を調べるイメージ(*イラスト:poosanさん)

(*イラスト:poosanさん 【イラストAC】

それには、今までのようにただ写真を張りつけて、解説板の丸写しを書いているだけでは芸がない。ということで、図書館で郷土誌を借りてきて、参考にしながら地域の文化や歴史について少し深く書いたり、季節や時間帯にこだわって写真を撮るようにしてみました。

結果として、少し深い郷土の知識が身に付き、更には、多くの方から情報などをいただき、世田谷に愛着を強く感じるようになれました。知るということは、何事においても大切なんだな・・・と思った次第です。

愛情が増せばさらに頑張れるもの。それなりにコンテンツが増え、訪問者の多いサイトになりましたが、残念ながら2014年に広島へ転居したので、今では世田谷での暮らしは懐かしい過去の思い出になりつつあります。

もう世田谷の最新の情報や写真を更新できませんが、気が付いたときにでも、地方からの視点での世田谷の魅力などを更新できたらな・・・と思っています。

* 閲覧するに当たっての注意事項 *

注意喚起のイメージ(*イラスト:aruruさん)

(*イラスト:aruruさん 【イラストAC】

この世田谷散策記は、個人の旅(散策)をテーマにしたサイトです。世田谷区などの公式的なものとか、郷土史を忠実に解説したものではありません。

あくまでも、私個人が旅人目線で「せたがや百景」や「せたがや地域風景資産」などを実際に見て周り、私なりに思ったこと、感じたことを中心に書いたものです。自分の知識で足りない部分は図書館にある資料などを閲覧しました。

掲載している内容は、できる限り正確を期しているつもりですが、思い違いや間違った解釈、誤字脱字をしている部分が多々あるかと思います。人に話したり、文章等を引用する場合はご注意ください。

月日の経過のイメージ(*イラスト:マスターピースさん)

(*イラスト:マスターピースさん 【イラストAC】

世田谷の散策に興味を持ち、この世田谷散策記を制作し始めたのが、2008年頃。もう15年以上が経っています。

世の中は時の流れとともに変化しているので、10年前に訪問した時には存在していたものが、今ではなくなっていたり、姿を変えてしまったということなどは、ままよくある話です。

また、形は変わっていなくても、今では見学禁止だったり、立ち入り禁止となっていることもあります。気が付いた範囲で補足していますが、補足しきれていないものもあります。

イベントやお祭りに関しても、時代の流れとともに流行り廃れがあります。楽しそうな解説や写真を見て、ワクワクしながら訪れてみたら、閑散としていてガッカリした・・・というような、時代の流れによる差異が生じていることもあるかと思います。そういった事情も考慮して参考にしてください。

地域の絆のイメージ(*イラスト:poosanさん)

(*イラスト:poosanさん 【イラストAC】

それから、「せたがや地域風景資産」に関しては、地元の人の愛情や努力などによって維持されている部分が選考基準になっています。散策目的に選ばれたものではありません。

秋祭りや地域のイベントに関しても、自治会や商店街など関係団体の努力によって維持されています。本当のよさとか、素晴らしさは、一般の人の目に届きにくい部分(地域の絆、人間関係等)にあると思っています。

実際に活動に関わっていない人間のレポートは、どうしても表面的なものになってしまいます。「こっちの苦労も知らないで、部外者が偉そうに」とか、「何も知らないくせに無責任なサイトだ」と腹立たしく感じるかもしれません。

あくまでもこのサイトの趣旨は「旅」や「散策」であり、旅人目線で感じたことを重視して書いています。ご了承ください。

* 著作権等について *

事務的案イメージ(*イラスト:イタチ◎さん)

(*イラスト:イタチ◎さん 【イラストAC】

このサイトに載せている画像、そして文章は製作者である風の旅人に起因します。但し、「せたがや百景」「せたがや地域風景資産」、各イベントや団体などの事柄(題名、説明文章、ロゴなど)、地図、イラストに関しては世田谷区やそれぞれの関係団体、企業や個人に起因します。

サイト内の写真、文章などを引用の範囲を超える転載や使用は盗用となり、法律で禁止されています。盗用と判断した場合は、使用料と法律に則り迷惑料を請求します。引用の範囲についてはプライバシーポリシーに記載しています。

まとめサイト、不動産サイト、旅行サイトなどへの転載、いわゆる私のサイトの記事をそのまま載せるようなことは固くお断りしています。他者のサイトを丸写しをせず、実際に自分で出向いて写真を撮り、自分の意見を記載して制作してください。

画像を出版物、放送等に必要な場合、有償(一枚3千円)にて対応させていただいています。詳細についてはプライバシーポリシーに記載しています。

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2025年3月 風の旅人 たわらまさみ  <メール

* 世田谷散策記の主な更新履歴 *

2008年春先
・中東情勢の不透明性から、今年に入りガソリン価格が異常に高騰する。おかげで、あちこちバイクでツーリングに出かけるのが気分的にしんどくなる。これはちょうどいい機会かもしれない。前々からやってみたいと考えていた世田谷散策を始める。
2008年6月
・自転車などでせたがや百景を巡っていき、その散策記録をつづった「せたがや百景」を制作。とりあえずできた部分を「風の旅人」サイト開設9周年記念として公開。
2009年4月
・夏に過去最高値を記録したガソリン価格は、冬になると、一転して急落。正常値に戻る。再びバイクツーリングの方へ熱が入り、世田谷散策の方は熱が冷めてしまう。しかし、久しぶりにアクセス解析を見ると、訪問者が予想していたよりも多くて驚く。意外と需要があるではないか・・・。飽きて放置気味にしていたサイトを慌ててリニューアルし、不具合やデザインの修正を行ったVer.1.0を公開。
2009年12月
・需要があり、訪問者が多いと知ると、俄然やる気が出てくるというもの。世田谷散策やページ制作に熱が入る。せたがや百景の方は一段落付きそうなので、次の題目として「せたがや地域風景資産」の制作を開始。サイト名を「世田谷散策記」に変更。サイト全体のリニューアルを行う(Ver.2.0)。
2011年5月
・東北を中心に起こった東日本大震災から2カ月経ち、世田谷も落ち着きを取り戻してきた。ここのところのガソリン高、ガソリン不足から、世田谷散策の方は順調に進んでいき、「せたがや地域風景資産」の項目がほぼ埋まり、一段落。この機にサイトのリニューアルを行う(Ver.2.1)。
2012年8月
・最近の私のブームは祭り旅。関東各地の祭りをバイクで訪問したりしている。その延長として、「世田谷の秋祭り」の制作を開始する。項目がさらに増え、賑やかなページになりつつある(Ver.2.2)。
2014年5月
・「世田谷の秋祭り」が完成し、全体的に項目の調整、編集、デザインの見直し、写真の追加を行う(Ver.2.3)。次のネタとして、「せたがや百景」や「地域風景資産」以外の散策スポットを加えたいと思うものの、最近、身の回りがバタバタしているので、あまり手をかけることができない。
2014年8月
・家庭の事情にて世田谷から広島へ引っ越す・・・。涙 これにて手持ちのネタ以外、新規の更新が難しくなる。世田谷散策記の経験を生かして次は広島散策記でも作ろうかと思案中・・・。
2015年5月
・引越し後、慌ただしい生活が続き、そろそろホームページを・・・と、制作活動を再開しようとしたら、いつの間にか新しい規格、html5 css3が主流になっていた。デジタルやインターネット関係の技術は日進月歩。ついていくのが大変だ。
・せっかく作っても、ちゃんと表示されなければ意味がない・・・。ってことで、サイトを作り直すことにし、この機にページの横幅を広げ、全体的にデザインの修正、内容の見直しや写真の追加を行う(Ver.3.0)。
2016年8月
・広告掲載をしたくなり、サイトのアドレスを独自ドメインの(https://setagaya339.net/)に変更する。やっぱり少しでもお金が入ってくると、制作のモチベーションが上がる。
2017年8月
・スマホの社会的普及とともに、パソコンよりもスマホでの閲覧者の方が多くなる。これはまずい。と、慌ててモバイル対応のプログラムの勉強をし、サイトを作り直す(Ver.4.0)。この機に全体的に内容の見直しを行い、テーマ別のダイジェスト的なページを増やす。
2025年2月
・世田谷から引っ越してから早10年。もう世田谷の生活はすっかり過去のこと。更新するネタも意欲もないので、ずっとサイトを放置していたが、久しぶりに点検してみると、外部サイトへのリンク切れが多くて驚く。
・ページ自体も古くなっているので、この機に思い切ってサイト全体のリニューアルを行った(Ver.5.0)。今回の更新では、横幅を狭め、新たに地図やイラストを加える。
2025年5月
・メインサイトの「風の旅人」と結合させる。本当なら風の旅人の方に吸収させたかったのだが、ドメインパワーがこっちの方が圧倒的に大きかったので、こっちに合体させることに・・・。ページ全体でアドレスが変更となりました。
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