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せたがや地域風景資産の案内板の写真

せたがや地域風景資産 No.1-9

松林と大欅のある世田谷新町公園

桜新町には世田谷で一番古い公園があり、今尚地元の人々によってきれいに守られ続けています。

・場所 : 桜新町2丁目6-1
・登録団体など : 新町パークフレンド
・備考 : ーーー

*** 松林と大欅のある世田谷新町公園の写真 ***

世田谷新町公園を写した写真
世田谷新町公園

この一画は背の高い松などで囲まれています。

世田谷新町公園を写した写真
せたがや地域風景資産の碑

おそらく設置されているのはここだけです

世田谷新町公園を写した写真
花壇とボランティア団体の紹介板

会の方が描いた手製の看板だそうです。

世田谷新町公園を写した写真
公園内のせせらぎ

小さなせせらぎですが水がある公園というのはいいですね。

世田谷新町公園を写した写真
公園内の様子

内部は普通の公園といった感じでしょうか。

世田谷新町公園を写した写真
ケヤキの木など

緑の季節にはケヤキの木の存在感が増します。

* 松林と大欅のある世田谷新町公園について *

東急田園都市線の桜新町駅前の通りは旧246号、かつての大山道になります。その道の南北では区画の様子が異なり、北側はきれいに区画整理がされているものの、南側は道が狭く、袋小路が多くなっています。これは地主との折り合いがつかなかったために区画整理ができなかったそうです。駅の南北でこうも違うと面白いなと感じてしまいますが、不便な場所に暮らしている人には切実な問題かもしれません。

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そういった桜新町の駅から北に2ブロックほど行くと背の高い木々に囲まれた世田谷新町公園があります。広さ的にはどこにでもあるような小さな公園なのですが、仰々しい名前というか、よくよく考えると変な名前が付けられている公園です。住所は桜新町で新町は隣の地域だし、世田谷区内のありふれた公園にわざわざ「世田谷」と付けているのも変です。

ただこれには理由があって、この世田谷新町公園はそんじょそこらのありふれた公園ではないのです。なんと昭和12年に世田谷で1番最初に設置された区立公園第一号なのです。だから名前に世田谷がついているのです。そして、その当時は今でこそサザエさん効果もあって広く認知されている桜新町という町名は存在していなく、この場所は旧町域で新町三丁目の一部だったことからこのような名前となっているのです。そういった経緯を含めて町名変更があった後でも大事にその名前が使われているようです。

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現在の世田谷新町公園は南側一帯が駐輪場や放置自転車保管所となっているので、空間的に広々とした印象を受け、また日当たりもいいことから明るい感じのする公園となっています。公園内には小規模ながらせせらぎも設置され、夏になると小さな子供たちが水遊びをするといった光景が見られるようです。

花壇も多く設置され、ボランティアの方々の手入れが行き届いているおかげで、一年中なのかどうか分かりませんが、訪れた時には花がきれいに咲いていました。なんでも花づくりを中心に週1回公園の清掃をしているとか。こういった地域のボランティアの人が集まってくる公園だと親としても子供を遊ばすのに安心でしょうね。

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また園内には大きな木が何本もそびえているのも公園の特徴でしょうか。まるでかつての屋敷林を彷彿させてくれるように公園を松が取り囲んでいたり、大きなケヤキの木があったりします。ケヤキの木は昭和43年に世田谷区の木として制定されている事からも、やっぱり世田谷第一号の公園としてはケヤキの大木は外せないところでしょうか。

世田谷で最初の公園という誇りを感じることのできる公園・・・、いや、ちょっと控えめに・・・、感じようと思ったら感じることのできる公園というのが世田谷新町公園でしょうか。ちなみにここの公園だけにせたがや地域風景資産の碑が設置されています。これも世田谷の第一号公園が故なのでしょうか?なんか色々とこじつけて書いてしまったような気が・・・。

<せたがや地域風景資産 No.1-9、松林と大欅のある世田谷新町公園 2011年5月初稿 - 2015年10月改訂>