世田谷散策記 せたがや百景のバーナー
せたがや百景の案内板の写真

せたがや百景 No.64

大蔵の五尺藤

大蔵の和田さん宅にある藤は、その名どおり房の長さは1メートルを越え、房の数は6千以上にもなる。5月の初旬、紫の花が満開になるころは見物に訪れる人も多く、まちの名所の一つになっている。(せたがや百景公式紹介文の引用)

・場所 : 大蔵1-9-3(和田さん宅)
・備考 : ゴールデンウィークごろが見頃。一般のお宅なので見学には配慮が必要。

*** 大蔵の五尺藤の写真 ***

五尺藤の案内板の写真
電柱の案内板

電柱に百景の案内板が取り付けられているのは
ここだけではないでしょうか。

和田さん宅の五尺藤の写真
緑に囲まれた和田さん宅

外から見るとこんな感じです。

和田さん宅の五尺藤の写真
玄関前の藤棚

とてもきれいな感じの玄関です。

和田さん宅の五尺藤の写真
藤棚と木の根もと

銘木百選の標も設置されています。

* 大蔵の五尺藤について *

砧公園には昔からよく行っているのですが、近くにある五尺藤については全く知りませんでした。せめて公園の周回道路沿いにあれば、「あっ、きれいな藤が咲いてる!」といった感じで気がつくのですが、ちょっと奥まった場所の、しかも個人の庭だったりするので、地元の人でも知っている人はごく少数だと思います。

ただ大蔵の町を歩いていたら電信柱に百景の案内板が取り付けられているのを発見しました。昔は電信柱に百景の案内板を取り付けてその存在をアピールしているのが一般的だったのでしょうか。それともここだけが特別なのでしょうか。広告料は区が払っているのでしょうか。色々と気になる看板です。

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実際に住所を調べて訪れてると、表札も見えなくなるぐらい緑の垣根が生い茂っているお宅が和田さんの家でした。これでは中が見えない。門からは緑のトンネルの奥に藤がちょっと見えるだけでした。これでは気がつかないのも無理はありません。さて、どうしよう。勝手に入ったら不法侵入だよな。チャイムを探すものの見つかりませんでした。

中に進んでいって写真を撮らせてくれるようにお願いしようか。う~ん。とちょっと悩んだものの、小心者なので外からズームで撮ってその場を後にしました。せたがや百景の中でも一個人の所有物はこの五尺藤と阿川家の門。門の場合は外からでも見えるからいいのですが、さすがにこれは庭にあるから気軽に見るのには厳しいものがあります。

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後日、ちょこっと他の人のホームページなどで調べてみると、藤の開花時期には庭を一般に開放しているようで、気軽にとまではいかないまでも失礼しますとそのまま中に入っていけば良かったようです。ということで、後年再び訪れてみました。

残念ながら不在でお話は聞けませんでしたが、玄関前には鉄製の頑丈な藤棚が設置してあり、素敵な空間が出来上がっていました。満開少し手前でしたが、藤棚から垂れている花は長いものもあり、まだまだ健在といったところ。ただ花の蜜を吸いに来ている虻が沢山いてちょっと危険。無断で長居するのも気が引けるし、写真だけ撮らせてもらい早々に立ち去ることにしました。

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また他の本によると、和田さんは園芸家だとか。それで立派な藤が育っているようです。ちなみにこの藤は接木してから75年も経つようです。それから同じく和田さん宅にはツツジ科のカルミアが植えられています。これは日本で一番古いカルミアだとか。なんでも岩崎弥太郎氏が自社船で個人的に運んだものの一本だそうです。

<せたがや百景 No.64 大蔵の五尺藤 2008年6月初稿 - 2015年10月改訂>