世田谷散策記 ~せたがや百景~

せたがや百景 No.35

日大文理学部の桜

新学年に満開の桜は欠かせない風物詩。日大文理学部には立派な桜のアーケードがあり、勉学に意欲を新たにする学生たちを迎えてくれる。青春時代の学び舎の忘れがたい風景として、記憶されている。(せたがや百景公式紹介文の引用)

・場所 :桜上水3-25
・備考 :桜の開花時期の週末(3月の最終週末)には「しもたか大さくら祭り」が開催されます。

***  このページの内容  ***

line line

広告

* 日大文理学部の桜並木について *

日本大学文理学部正門
日本大学文理学部正門

レンガ調でまとめられていて、入り口にも桜の木があります。

京王線の下高井戸駅と桜上水駅の中間ぐらいのところに日本大学文理学部があります。日本大学と言えば日本一の学生数を誇るマンモス大学です。当然一つのキャンパスに全てが収まるはずもなく、関東を中心にあちこちにキャンパスが点在していて、世田谷区にはこの文理学部と商学部の砧キャンパス(大蔵団地のすぐ近く)があります。

文理学部というのはあまり聞き慣れないかと思いますが、文字通り文系と理系が融合した総合学部といった感じのようです。大学サイトのコメントでは、百年を越える歴史を持つ複合学部として「文・理融合」を教育理念に、総合的なものの見方や考え方を身に付けた人材を育成する学部だとか。

紫式部の源氏物語を学びつつ、ニュートン先生の万有引力の法則を研究しているのでしょうか。って、まあこれは極端な例であり、私の苦手な教科でもあるのですが、両方とも興味ないとせめてどっちかにしてくれとジンマシンが出てきそうです。

日大文理正門前の桜並木
日大文理正門前の桜並木

入学式前なので人の出入りが多く、通りには祝入学の旗も見えます。

日大文理学部前の通り
日大文理学部前の通り

百景の文章にあるように桜のトンネルが出来上がります。

この文理学部の正門前の通りが桜並木になっていて、これが百景の桜並木となります。日大側の桜は少し高い位置に植えられているので、いい感じで桜のトンネルになります。

この通り沿いには学校やグラウンドが並んでいて、文理学部の前には日大の百周年記念館、その横に都立の松原高校、文理学部の隣には日大付属桜ヶ丘高校や区立緑が丘中学校と多くの学校があるので、日大文理学部以外の学生たちにとっても思い出の桜並木になっています。

日大桜丘高校とグランド前の桜並木
日大桜丘高校とグランド前の桜並木

周辺の道にも桜が植えられています。

ここを登下校している学生にとってこの桜並木は一生忘れられない思い出になるでしょう。

一年一年が目まぐるしく変わる学生にとっては一年の節目となる4月の思い出はとても大きなものです。好きだった先輩を見送ったり、新しい出会があったり・・・。甘酸っぱい青春の季節です。その節目に頭上で見守ってくれているのが桜です。

卒業し、社会に出て、そして子供ができ、子供に付き添って入学式を訪れた時、学校に咲いている桜を見たなら、きっとこの桜並木の下を通っていた自分の学生時代と重ね合わせるに違いありません。

広告

* しもたか大さくら祭り *

しもたか大さくら祭り
しもたか大さくら祭り

通りには出店が並びます。

この通りでは例年3月の最終週末に桜祭りが開催されています。下高井戸商店街の管轄のようで、「しもたか大さくら祭り」と名付けられていて、2009年時点で第34回という事なので結構長く続いている桜祭りとなるようです。

近年は桜の発育が遅い年が続き、2分咲程度で祭りが行われることが続いています。さすがに頭上が寂しいと気分的にも盛り上がりが欠けてしまいますが、多分4月にしてしまうと入学式の準備と重なってしまって大変だからだと思われます。

しもたか大さくら祭り 日大百周年記念館前の舞台
日大百周年記念館前の舞台

魔人型のふわふわドームも人気でした。

桜祭りの期間中は文理学部前の通りが歩行者天国となり、商店街の店や地域の団体の店などが並び、多くの人が訪れます。

日大の文理学部と道を挟んで百周年記念館がありますが、そこにはステージが設置され、ステージイベントが行われます。

プログラムを見ると子供達のダンスをはじめ、太鼓の団体、民舞の団体などによる演目、また日大の生徒による歌舞伎もあるようです。ただ観客席が中途半端なのもあってそこまで盛り上がっていないかな・・・といった感じでした。

しもたか大さくら祭り
ステージの演技

太鼓やダンスや舞踏などが演じられます。

その他、野点や昔の遊びを体験できるコーナーなど手作り感の溢れるようなブースも多いです。そして祭りの終わりにはビンゴ大会が行われます。これが一番盛り上がるのでしょうか。時間的にあまり長居できなかったのでよくわかりませんが、祭り本部のテントでビンゴのカードを手に入れている子供達が多かったのでそんな気がしました。

全体的にはとても雰囲気のいい祭りで、これぞ商店街主催のローカルな桜祭りといった感じを受けました。ただ・・・、突っ込んではいけないのでしょうが、どの辺が「大さくら祭り」なのだろうか・・・。ちょっと気になってしまいました。(笑)

* 感想など *

桜並木の下の通学
桜並木の下の通学

桜色の思い出ができるといいですね。

春にはきれいな桜のトンネルを作る日大前の桜並木。この道を通る学生たちにとって春がより印象深いものとなっているのは間違いありません。

とはいえ、ここの桜並木がものすごく立派かと言うと、正直なところ特に強調するほどではないかな・・・と思います。

でもこの桜並木に学生が加わると風景が違った印象になります。学生が様々な思いや夢、時には失望や寂しさを胸に秘め、桜並木の下を登下校している風景こそがこの桜並木の味わい深いところではないでしょうか。やはり学生と桜はよく似合います。

ー 風の旅人 ー

広告

* 地図、アクセス *

・住所桜上水3-25
・アクセス最寄り駅は京王線下高井戸駅、あるいは桜上水駅。
・関連リンク下高井戸商店街日本大学

広告

***   類似・関連項目   ***

***   関連カテゴリー   ***

広告

広告

<せたがや百景 No.35 日大文理学部の桜 2009年4月初稿 - 2018年3月改訂>