* 松原のミニいちょう並木について *
松原の住宅街の中、奥まった細い路地にイチョウ並木があります。これが本当に人目に付かないような細い路地で、なかなかたどり着けませんでした。
車一台が何とか通れるような狭い路地にイチョウが並んでいる様子はとても窮屈に感じます。植えてある間隔が狭いので。殊更窮屈に感じてしまいます。これはこれである意味独特な景観を作り出していますが、百景に値する景観かと考えるとちょっと微妙です。
なんでこんな狭い路地にイチョウが並んでいるの?ケヤキならまだ昔の屋敷林の名残かなとか、羽根木神社のように参道だった名残かもといった違和感はあまりないのですが、イチョウだとやっぱり不自然です。
どうやらこれは百景の文章にあるように別荘の名残だそうです。お屋敷までの道に植えられたとか、屋敷林だったとか、ネットで探しても記述が少ないのでよくわかりませんが、とんでもなく大きなお屋敷だったようです。
一体誰のと気になったのですが、いまいちよくわかりません。ただ昭和初期の時代は近くの羽根木公園は根津山と呼ばれていたように根津財閥の物でした。本宅は青山にあるわけだから別荘が自然豊かなこの場所にあってもおかしくはないはずだし、立派な並木があっても納得できます。
とまあそういった記述を見つけたのですが、いまいち信憑性の方がわからないので参考程度にしてください。
それから百景の説明文にある昭和初期のモダンな住宅は・・・・、イチョウ並木に気をとられてしまいよく分かりませんでした。気がつかなかったということはもう町並みが変わってしまったのかもしれません。
それよりも並木の途中にあった銀杏ロッヂの方に目が行ってしまいました。なんかいいですね。名前の通り銀杏に埋まっていました。
きっと道路の方も大量に落ち葉が舞い落ちた日には一面黄色の絨毯になってしまう事でしょう。イチョウの落ち葉が降り積もる細い路地。そう聞くとロマンチックに感じもしますが、掃除するのが大変そうです。