* 松葉公園について *

隣では大規模な工事を行っていました。
烏山の寺町通りの一本東側を通っているのが松葉通りで、久我山駅前の人見街道までつながっています。
駅や甲州街道からこの道を進んでくると、途中で中央自動車道の高架下をくぐるのですが、その部分には中途半端な状態で公園が設置されています。
これは松葉山公園で、名前が似ていますが松葉公園とは別の公園です。
この公園は一見、高架下のスペースをうまく利用しているようにも見えますが、ここより都心部よりのスペースは本来下り線の高井戸ICやそれに伴う道路を設置するためのスペースだった場所で、周辺住民の交通量増加による環境汚染を憂慮した反対運動によって今でも高井戸ICから中央高速に入ることができないというか、工事が行えない状態となっています。
降りる側に関しては工事が済んでいたので、反対を押し切る形で強行に運用を行いましたが、入る方に関しては現在でも追加料金を払って永福へ迂回したり、調布まで甲州街道を走らざるを得ないといったちょっと不便な状態となっています。

大きなケヤキの木があり、園内には竈ベンチなど防災用具のそろっています。
と話がそれつつありますが、この高井戸IC問題周辺の土地には都営住宅が多く建っています。
都営烏山住宅、都営烏山北住宅、都営久我山住宅と大きな団地があり、さらに民間の大型集合住宅も周辺に多くあるので、結構人口密度の高い地域となっています。
その中の都営烏山住宅の敷地内に松葉公園があります。
昭和41年の団地完成時に開園した公園なのですが、訪れたときは公園の形状はとどめているものの都の管理地となっていました。公園ではなく、居住者スペースに変更されたのかもしれません。

あまり他の公園では見かけませんね。
この公園は団地内にあることからいわゆる災害時の防災機能を兼ね備え、また大きなケヤキの木があり、そして足つぼ散歩道があるのが特徴となるでしょうか。
紹介文にある通り、花壇なども花がきれいに植えられていて、公園全体で見ても手入れが行き届いているといった印象です。
何て言うか・・・、普通の団地内の公園だし、公園の名前も掲げられていないし、色々と感想に困る公園です。
選定の理由として、「自治会の取組みとして松葉公園をファミリー世帯も利用しやすい明るい公園にしていこうという動きがある。そのような活動を活性化するとともに、周囲の団地や住宅地を含んだ更 に広い区域のコミュニティの場となることが期待される。」とのことです。
年数を重ねた都営住宅、一般的に団地もそうですが、居住者の年代の偏りが目立ってきます。藁をもつかむといった感じかもしれませんが、公園を利用し、世代間交流や世帯同士の交流が進めばいいことだと思います。