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世田谷の紅葉

秋といえば紅葉。世田谷にも幾つか有名な紅葉スポットがあります。
全体的な印象としては桜ほどの美しさや盛り上がりはありませんが、後は見る人の楽しみ方次第でしょうか。
あるものの中から部分的に絵に切り取ったりして楽しむのもいいものです。
ここでは世田谷区内の紅葉スポットを今まで訪れた範囲内でお勧めできるかなというものを紹介しています。

* * * * *   イチョウ並木とその他の並木編   * * * * *

・駒沢公園沿いの並木

駒沢公園沿いのイチョウ並木の写真世田谷区内には多くのイチョウ並木がありますが、その中でも駒沢公園の駒沢通り沿いに並んでいるイチョウ並木が一番お勧めだと思います。

ここのイチョウ並木は町中にある街路樹と違って周りに太陽の光を遮るものがなく、また木の間隔も比較的開いているので全体的にイチョウの木が元気で、イチョウ並木全体が生き生きしているように感じます。

もちろん外苑のイチョウ並木と比べてしまうと少々見劣りしますが、開放感ではこっちの方が上。情報サイトなどで紅葉の情報などが取り上げられているので、紅葉のタイミングを見計らって訪れやすいのもいいです。ただ極端に紅葉する木の個体差というか、時間差があり、モザイクみたいな感じになってしまうのがちょっとマイナスでしょうか。

<関連項目> せたがや百景No.88

・成城学園前の並木

成城学園前のイチョウ並木の写真成城といえば、高級住宅街。そして近年では歌にもなった桜並木が有名ですが、イチョウ並木もあったりします。成城学園の正門前の真っ直ぐ伸びている道がイチョウ並木になっていますが、規模としてはそんなに長くもなく、道幅も狭いので、ちょっと窮屈な印象のするイチョウ並木です。

ただ成城の町が形成されたときに植えられたもので、桜並木とともに町の発展を見守ってきました。せたがや百景にも選ばれています。こういったイチョウのトンネルを通りながら通学できる成城学園の生徒や付近の学校の生徒は羨ましいですね。

<関連項目> せたがや百景No.51

・田園調布の並木

田園調布のイチョウ並木の写真大田区のイチョウ並木というべきなのでしょうが、少し世田谷区も含まれているし、せたがや百景にも紹介されているので載せました。

説明する必要もないと思いますが、田園調布といえば大正時代に日本で最初の近代的都市計画として開発された高級住宅街です。その開発の際に同心円状の道に対して放射状に延びる道に植えられたのがイチョウで、並木道を形成しています。

ただ当時の交通事情ではよかったのかもしれませんが、現在ではちょっと道幅が狭すぎます。それでいてバス通りにもなっているものだから、バスの通るとイチョウの木がバスの屋根を掃除するほうき代わりになっていたりします。イチョウの木の悲鳴が聞こえてくるようなイチョウ並木といった感じでしょうか。

<関連項目> せたがや百景No.99

・都立園芸高校の並木

都立園芸高校のイチョウ並木の写真成城学園のイチョウ並木は知っていても園芸高校のイチョウ並木を知っている人はかなり少ないのではないでしょうか。ここ園芸高校はバラの栽培で有名で、春と秋のバラの季節に行われる見学会とか学園祭は賑わいます。またここと皇居にしかない有名な松もあります。

街路樹ではなく、学園内にこういった並木があるのは幸せですね。開校当時に植えられたそうなので、かれこれ百年以上経っていることになります。それに手入れも万全でしょうから立派なイチョウの木が並んでいる事。ただ誰が大量の落ち葉の清掃をしているのかは知りませんが・・・。それともこれも肥料にしてとかあるのでしょうか。

<関連項目> せたがや地域風景資産 No.1-15

・目黒星美学園の並木

目黒星美学園のイチョウ並木の写真学校関係でいえば、大蔵にある大蔵運動公園、国立生育医療センター、円光寺に囲まれた目黒星美学園にもちょっとしたイチョウ並木があります。狭い場所にあるので迫力があるというよりもコンパクトなイチョウ並木といった感じでしょうか。

この付近では温水プールやテニスコートにかけての道沿いにある公務員宿舎にもイチョウ並木があったり、大蔵団地や医療センターにもイチョウが多く植えられているし、砧公園や大蔵運動場も当然多くのイチョウの木があり、とても多くのイチョウが植えられている地域とも言えるかもしれません。

その他の学校関係でいうなら船橋小学校にも小さなイチョウ並木がありましたし、捜せばもっとあるかもしれません。

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・松原の住宅街にある並木

松原の住宅街にあるイチョウ並木の写真せたがや百景に選ばれているイチョウ並木で、百景では松原のミニイチョウ並木として紹介されています。その名前の通り小さなイチョウ並木で、せたがや百景で選ばれていなければまず知る事がなかったと思われます。

住宅街にひっそりとあるイチョウ並木という意味ではちょっと面白みもありますが、やはりミニイチョウ並木なので、遠くから何度も訪れたいというものでもない感じです。ちなみにこのイチョウ並木はもともとあったお屋敷の並木だったとか。

<関連項目> せたがや百景No.32

・その他のイチョウ並木

イチョウ並木の写真世田谷区内には多くのイチョウ並木があります。比較的大きな通りに多く、三軒茶屋から246号と枝分かれするようにして始まる世田谷通りや目黒通り、駒沢通り、駒沢公園通り、環八や国道246号などといった道沿いに部分的、或いは断続的に植えられています。ただ大きな通りでは排気ガスや日当りの問題などからいまいち元気がなかったり、あまり目立たなかったりします。

全部が全部きれいな並木とはいかないけど、イチョウのある町並みといった感じで部分的に風景を切り取りながら散歩してみるのも楽しいかもしれません。写真は駒沢通りの日体大前です。

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・馬事公苑前のケヤキ並木

馬事公苑前のケヤキ並木の写真馬事公苑の正門前にあるけやき広場は区民祭を始め、園芸市や陶芸市など様々なイベントが行われます。普段は木が生い茂っている広場にしか感じないのですが、紅葉時分になると葉っぱが染まり、落ち葉が舞い落ちてとちょっと違った雰囲気になります。

ケヤキ自体は世田谷ではそんなに珍しいものではありませんが、このようにまとまってある場所は少ないので、ケヤキの紅葉を楽しむのにはここはうってつけかと思います。ついでに秋の馬事公苑内を散歩するのも悪くありません。

<関連項目> せたがや百景No.85

・ユリノキ公園のユリノキ並木

ユリノキ公園のユリノキ並木の写真世田谷線の山下駅から小田急の経堂駅方面にかけておよそ600mほど直線的に北沢緑道が続いています。この緑道にはユリノキが並木のように植えられていて、せたがや百景にも選ばれています。

ユリノキとは濃い緑色の大きな葉が特徴の木で、花までも薄緑といった緑緑しています。だから普段は緑一色の地味な緑道となっていますが、秋になると一転してえらくカラフルな緑道に様変わりします。なんていうか、葉っぱが黄色や茶色、そして緑と混じっていてモザイクのような感じになると言うのでしょうか。緑のときを知っているとなおさら感動が大きいかもしれません。

<関連項目> せたがや百景No.31

・ハナミズキ並木

ハナミズキ並木の写真世田谷区内には多くのハナミズキ並木があります。桜やイチョウのように大柄にならないので、あまり広くない歩道にも設置できるし、管理のコスト等などから設置しやすい並木だと言えます。ハナミズキと言えば春に咲く花が印象的ですが、秋には葉っぱが赤くなり、赤い実を付けます。日の当たり方次第では結構きれいな紅葉となり、数が揃っているともみじの並木のように見えたりもします。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.32

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* * * * *   神社、お寺編   * * * * *

・豪徳寺

豪徳寺の紅葉の写真世田谷区で一番有名な紅葉の名所はとなると、まあいくつか候補が挙げられますが、その中でも豪徳寺は雰囲気的にお勧めできるように思えます。境内にはもみじが結構あるので、もみじと五重塔といった風景は部分的に切り取れば京都に匹敵するかも・・・。というのは大袈裟ですが、紅葉と背景が一番しっくりとするのは豪徳寺かなといった感じです。

以前に一度紅葉のライトアップをしたことがありますが、その時の美しさも格別でした。再びやってくれるとうれしいのですが、ボランティアの人達とお寺さん次第でしょうか。

<関連項目> せたがや百景No.21

・九品仏浄真寺

九品仏浄真寺の紅葉の写真九品仏といえば九体の仏像が並んでいることで有名ですが、敷地内には都の天然記念物に指定されている大銀杏があります。そのイチョウの木のでかいこと。うまく紅葉のタイミングを見計らっていくと、黄色に染まった大木に感動すること間違いなしでしょう。ちょっとタイミングがずれても大量の落ち葉に感動するかも・・・。

参道沿いにもみじの木も植えられたので、赤と黄色の混じった色とりどりの美しい境内を楽しむことができます。このほか同じく都の天然記念物のカヤの大木もあります。

<関連項目> せたがや百景No.98

・等々力不動

等々力不動の紅葉の写真等々力不動と言えば春の桜と花祭りも有名ですが、紅葉の方が見応えがあるように思います。ここの紅葉は境内にあるイチョウの木やモミジの紅葉もなかなかのものですが、それよりも境内の下、ちょうど舞台の下付近のモミジの美しさは必見です。

境内から見下ろすように眺めることもできますが、やはり下から見上げるように眺める方がきれいだと思います。階段がありますが頑張って下まで降りてみましょう。

<関連項目> せたがや百景No.95

・森厳寺

森厳寺の紅葉の写真下北沢の南、北沢八幡神社の近くにあるお寺で、徳川家康の次男結城秀康公の位牌所として建てられたものです。三つ葉葵の紋章が掲げられているお寺でもあります。

境内には針で有名な淡島神社があり、閻魔堂があり、幼稚園がありとなかなか賑やかですが、その中でも樹齢400年以上と言われる一対のイチョウの木の見事さは際だっています。恐らく世田谷で一番立派なイチョウの木ではないでしょうか(個人的な感想)。

ただ境内はあまり広くなく、イチョウの木を引いて全体的に眺める場所がないのが残念です。

<関連項目> せたがや百景No.11

・永安寺

永安寺の紅葉の写真せたがや百景に選ばれているお寺で、大蔵にあります。この寺は江戸幕府のころ書物奉行を務めていた石井一族の墓がある事で知られています。

ここの境内には一対の大きなイチョウの木が本堂を守るようにして聳えています。しかしながらこの二本のイチョウの木は大きさも微妙に違うし、何より紅葉の時期がずれるのが、ちょっと微妙です。

二本の木が一度に落葉してくれれば見る方も、掃除する方も都合がいいだろうなと境内を見学していて思ってしまいました。

<関連項目> せたがや百景No.68

太子堂円泉寺

太子堂円泉寺の紅葉の写真三軒茶屋の北側にあるお寺で、聖徳太子を祀った太子堂がある事で知られ、せたがや百景にも選ばれています。

ここの門前の道沿いにはケヤキの大木が並んでいます。そんなに多くはありませんが、こういった風景は世田谷が農村だったころにあった屋敷林の名残りとなるようです。その中の一本には庚申塔が収められていて、なかなか雰囲気がいいです。

そういったケヤキが紅葉する様子もいいですが、境内には大きなイチョウの木があり、こちらも凄いです。表のケヤキ並木と境内のイチョウとで紅葉を楽しむことができます。

<関連項目> せたがや百景No.6

・烏山寺町

烏山寺町の紅葉の写真世田谷の寺町と言えば烏山。現在では26の寺院から形成されています。これだけお寺があればそれなりに紅葉も楽しめますが、残念なことに大正から昭和にかけて整備された寺町なので、寺町全体での趣という点では少々物足りないかと思います。

ただ捜せばそれなりに風情のある部分もあります。全体的には単発といった感じですが、逆に散策しながらそういった風景を捜す楽しみはあります。

<関連項目> せたがや百景No.42

・西澄寺

西澄寺の紅葉の写真下馬にあるお寺です。ここの凄いところは迫力ある武家屋敷門があることです。この門は三田にあった蜂須賀家屋敷門を移築したもので、都の有形指定文化財に指定されています。

百景にも選ばれていないし、近くに世田谷観音という色々派手なお寺があるのであまり目立たないお寺ですが、ここの境内には結構もみじが植わっていて、紅葉時に訪れるときれいです。豪徳寺のような雰囲気はないものの、部分的に捜せば雰囲気のいい絵になったりします。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.1

・浄光寺

浄光寺の紅葉の写真ボロ市通りの南側、代官屋敷や郷土資料館のすぐ裏手にあるお寺です。ボロ市通りの中心は世田谷代官屋敷で、その代官屋敷で代々代官職を務めていたのは大場家です。代官屋敷も大場家の家屋を利用したものですし、その土地なども大場家のものでした。

そのすぐ裏手にある浄光寺は大場家の菩提寺として知られています。お寺自体は特にこれといったものはありませんが、本堂の前にある大イチョウの木はなかなか立派なものです。すぐ横にはお地蔵様も建てられていて、この部分はとても雰囲気がいいです。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.13

・善性寺

善性寺の紅葉の写真豪徳寺駅の北側、世田谷線沿いのすぐそばに赤堤山善性寺があります。かつてこの地域には世田谷城の支城、といっても見張り小屋的な役割の赤堤砦があったとされていますが、高台にあたるこの善性寺付近はその候補の一つになっています。

善性寺は勝国寺の末寺で、創建の時期は不明ですが、非常に歴史のある寺院です。檀家さんにはこの地域一帯の旧家や地主さんが多いようです。

この寺の凄いのはまず参道。大きなケヤキの木が何本もあり、とても立派です。境内にも大きなイチョウの木やら松やら多くの樹木があり、なかなか雰囲気のいい境内となっています。ケヤキが紅葉した参道とイチョウが黄葉する境内と時期は少しずれますが、どちらも素晴らしいものです。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.9

・西福寺

西福寺の紅葉の写真江戸時代の赤堤は服部家の旗本領でした。服部といっても服部半蔵とは家系が違うのですが、家康の伊賀越えで功のあった服部貞信が旗本として登用され、家康の上京と共に関東にやってきて赤堤を所領として与えられたそうです。そして赤堤六所神社を建てたりしました。

その服部家の菩提寺が西福寺となります。由緒や知名度のあるからなのか、周囲に西福寺しかなかったからなのか、お寺の参道前から経堂駅へ続く道は西福寺通りと名付けられています。

その西福寺通りからの参道は手入れされた植木が並びなかなか壮観です。その参道の奥には世田谷では珍しい仁王門があり、それをくぐると本堂があります。境内には大きなケヤキの木やサルスベリなど樹木が多く、墓地にある六地蔵を守るようにそびえているイチョウの木もなかなかのものです。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.10

・教学院(目青不動)

教学院(目青不動)の紅葉の写真三軒茶屋のキャロットタワーのすぐ足元にあるお寺です。ここは江戸五色不動のうちの目青不動が祀られていることで知られています。

境内はそこまで趣があるとはいえませんが、イチョウの大木がある様子はなかなかいいです。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.3

・伝乗寺(傳乗寺)

伝乗寺(傳乗寺)の紅葉の写真尾山台にあるお寺で、宇佐神社の真ん前にあります。尾山台はもともとは小山という地名でしたが、尾山になり、尾山台になったという歴史があります。

その尾山台にある伝乗寺ですが、立派な五重塔があり、仁王門もありと隠れた名刹です。五重塔周辺には木々が植えられていて、背後にはイチョウの大木もあり、秋になると五重塔がより美しく感じます。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.48

・三宿神社

三宿神社の紅葉の写真近年お洒落な町として脚光を浴びている三宿にある神社です。烏山川緑道沿いの丘にあり、境内自体はそんなに広くありません。ただ、すぐ裏が三宿の森公園であるように、この丘自体が緑が多く、境内もイチョウの木を中心に木々が生い茂っています。

紅葉時は薄暗かった境内がイチョウの黄色で明るく感じます。そして落葉時には境内一面が黄色いイチョウの海となってしまいます。きっと隣にある幼稚園の子供達のいい遊び場になっていることでしょう。

<関連項目> 世田谷の秋祭りNo.2

・奥沢神社

奥沢神社の紅葉の写真奥沢の駅前通にある神社です。元々は奥沢八幡神社だったようで、その名残が隣の町域である玉川田園調布にある八幡小学校に受け継がれているのが何とも変な感じです。

ここの特徴は何といっても神社入り口の鳥居に巻き付けられている大蛇です。この大蛇は毎年例大祭のときに新しくつくられ、町域を一回りします。

また境内の真ん中には大きなイチョウの木が聳えています。境内自体が狭いので、イチョウの木を見ようと思うなら境内の外に出ないと見えないほどです。

<関連項目> 世田谷の秋祭りNo.50

・中町天祖神社

中町天祖神社の紅葉の写真中町の上野毛通り沿いにある神社です。元々この地域は野良田という地名でしたが、野良というのは田舎臭いイメージだからと中町になったようです。神社で継承されている野良田囃子などにその名残をみることができます。

この神社の参道はなかなか立派な状態で残っています。参道には木々が植えられていて、並木道のような感じになっているのですが、進んでいくと左がケヤキなど、右がイチョウなどと左右で木の種類が違うといった面白いことになっています。

両方いっぺんに紅葉してくれればいいのですが、ちょっと時期の差があるので、訪れる年によってきれいに感じたり、中途半端に感じたりするかもしれません。

<関連項目> 世田谷の秋祭りNo.45

・廻沢稲荷神社

廻沢稲荷神社の紅葉の写真千歳台ある神社です。もともと千歳台は廻沢という地名でした。それが千歳村廻沢になり、後の町域変更で千歳台に変更しました。

廻沢の村社だったのが廻沢稲荷神社で、神社自体は大きくないものの、立派な木が参道や社殿の後ろ側に多く残っています。特に色づいたイチョウのある参道はいいです。駅から遠いだけあって周囲に畑が多いのもここの特徴です。

<関連項目> 世田谷の秋祭りNo.30

・船橋不動

無量寺の紅葉の写真船橋神明神社の隣に宝性寺と船橋不動尊があります。室町時代の中ごろ、川崎の僧が不動様を馬に乗せてこの地にやってきて、小さな草庵を構えたのが始まりといわれております。ずっと不動様が本尊でしたが、関東大震災で倒れた本堂の再建を機に大日如来を本尊にそえ、不動堂に不動様が収まっています。

不動様の前にはモミジの木があり、炎が燃え滾る不動様と赤いモミジはとても様になっています。境内には多くの木があり、秋らしい風景が多くあります。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.44

・無量寺

無量寺の紅葉の写真用賀にあるお寺で、境内にはとっても背が高く、ちょっと変わったイチョウの木があります。このイチョウの木は下の方には枝がなく、なんて言うか椰子の木みたいな感じなのです。だから余計に背が高く感じてしまいます。すぐ背後には同じように背の高い用賀のビルが聳えているのも面白い光景かもしれません。

<関連項目> せたがや百景No.84

・金剛寺

金剛寺の紅葉の写真中町にあるお寺で、門前には大きなイチョウの気がそびえています。これがなかなか立派な大木で上手く写真に収めることができないぐらいです。

境内には北向地蔵を初め、多くのお地蔵さんが並んでいて、とても雰囲気がいいです。門前には野良田村の石碑が建てられています。これは中町が昔は野良田村だった名残です。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.17

・長円寺

長円寺の紅葉の写真岡本にあるお寺で、近代的な堂宇とは対照的に境内は昔ながらの雰囲気を持っています。特に本堂前の大きなイチョウの気は素晴らしいく、とても存在感があります。

また参道もいい感じで残っているので、その紅葉する様子もなかなかいいです。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.25

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* * * * *   公園、その他編   * * * * *

・砧公園

砧公園の紅葉の写真紅葉の情報サイトなどに砧公園の紅葉情報が載っていることがありますが、具体的に何が凄いといった紅葉はなく、全体的に木々が紅葉しているかなといった感じです。やっぱり砧公園は桜の木が多い桜の名所であって紅葉に関してはそこまでといった感じです。

ただ、広い園内には多くの木々が植わっていることから部分的に切り取ればそれなりに紅葉も楽しめるし、木の種類が多い事からいつ訪れても何かしらいい感じに紅葉している木があります。特にサルスベリが紅葉している様子は素晴らしいです。そういった木を捜しながら広い園内を歩き回るのも楽しく、また健康的であります。

園内にはバラの花が植えられていて、秋になるときれいに咲いているのもここの特徴でしょうか。

<関連項目> せたがや百景No.66

・駒沢公園

駒沢公園の紅葉の写真駒沢公園の紅葉というと、駒沢通りのイチョウの木が有名ですが、園内にあるケヤキ並木などもなかなかきれいです。新緑の季節のジョギングもすがすがしくていいのですが、秋の深まる季節のジョギングも落ち着いた気分になれていいものです。

ちょうどケヤキの木が紅葉する時分に世田谷246ハーフマラソンが行われ、駒沢公園がスタートとゴールになっています。また公園内には落ち葉を利用した子供の遊び場や落ち葉当てクイズなどといった楽しげなものが設置されています。こういった趣向は区内ではここだけかもしれません。

<関連項目> せたがや百景No.88

・馬事公苑

馬事公苑の紅葉の写真馬事公苑といえばその名の通り馬や競馬に関する施設です。ただ普段は普段一般の人にも解放されていて、広い園内を散策することができます。

園内には多くの木々が植わっていて、かつての武蔵野の林をそのまま残したエリアもありますが、やっぱり馬事公苑といえば桜です。桜の紅葉はあまりきれいとは言えないかもしれませんが、ここのように多く植わっているとなかなか圧巻です。

特に馬車駅付近の桜のトンネルは圧巻です。晩秋には大きなイベントはありませんが、馬に親しむ日に訪れると乗馬体験ができますし、普段でも小さな馬術の大会などが行われている日もあり、馬とともに紅葉を楽しめる場所となっています。

<関連項目> せたがや百景No.85

・大蔵総合運動公園

次大夫堀公園の紅葉の写真砧公園の隣にある運動公園です。ここは運動公園なので体育館、屋内プール、野球場や陸上競技場など多くの施設が並んでいます。かといって施設ばかりの公園ではなく、遊具のある遊び場、噴水のある広場など公園としても趣があります。

木々が多くあることから紅葉時の雰囲気も良く、なぜかモニュメント類も多いので、場所によっては美術の森といった雰囲気もあります。体育館横には石灯篭とモミジがあったりと、探せば運動公園らしからぬ風景にも出会えます。

<関連項目> せたがや百景No.65

・次大夫堀公園

次大夫堀公園の紅葉の写真喜多見にある古民家や田んぼがある公園で、昔の農村風景が再現されています。園内は広く、古民家と秋の風景を楽しむのもいいし、田んぼのある風景の紅葉を楽しむのもいいです。

とても心落ち着く風景のある公園ですが、現在の世田谷では世田谷らしくない風景となるでしょうか。

<関連項目> 世田谷散策プラスNo.34

・用賀いらか道

用賀いらか道の紅葉の写真用賀の駅から砧公園まで用賀プロムナードという遊歩道が整備されています。駅付近は歩道がきれいに整備された道といった感じで、谷沢川と被る部分では親水公園のような感じになっていて、それ以降は緑の多いいらか道となっています。

このプロムナードはいらか(瓦)が敷かれているのが特徴で、そのいらかには百人一首が彫られています。また道沿いにはもみじの木が多く植えられています。いらか道の辺りは昔の名残の梅林が残っていて、そのため日当たりがよく、もみじの紅葉が特にきれいに見えます。

<関連項目> せたがや地域風景資産 No.1-14

・成城3丁目の小道

成城3丁目の小道の紅葉の写真せたがや百景で成城3丁目桜ともみじの並木として紹介されている場所です。こういったさりげない小道が紅葉しているとうれしくなってしまうものです。

ただ百景の選考は昭和の事で、現在では桜の方は壊滅的な状態で、紅葉の方はまだましかなとは思うものの、百景に選ばれるほどの趣はなくなってしまったのが実際のところでしょうか。

<関連項目> せたがや百景No.56

・等々力渓谷

等々力渓谷の紅葉の写真23区内で唯一の渓谷として知られる等々力渓谷ですが、その渓谷内の敷地は区の等々力渓谷公園の部分と等々力不動の敷地とで構成されています。実際のところ塀で仕切られているわけではないので、どこからどこまでがお寺の敷地なのかは分からなかったりします。

等々力不動の方はもみじがきれいなのですが、等々力渓谷自体はこれといって紅葉が凄い場所があるわけでもありません。単に落ち葉が多くて秋っぽいかなといった感じでしょうか。

そもそも崖線の自然を利用して造られた上野毛自然公園や成城三丁目緑地なども似たような感じで、紅葉がきれいな場所というのは人間が手を入れた庭園などが多いのが実際です。

この渓谷内でもきれいに紅葉しているのは整備された日本庭園内ぐらいです。ここのもみじは日当たりがいいので真っ赤な紅葉を見ることができます。

<関連項目> せたがや百景No.95

・世田谷城公園

世田谷城公園の紅葉の写真都会として開けた世田谷にさりげなく残っている城跡です。といっても何が残っているわけでもなく、当時の土塁跡が残っているだけなのですが、その土塁も崩れないようにコンクリートブロックで固めてしまっていて、土塁なのに石垣っぽくなっていたりします。

これでは残している意味が・・・といった感じですが、こういう場所が残っているだけでも評価すべきかもしれませんね。

この公園は普段は特になんの変哲のない起伏の多い公園といった感じなのですが、秋になると木々が色づいて結構カラフルになります。落ち葉も多く、落ち葉が色々と地面にあるものや石垣を隠してくれたりすると、かつて城だった頃の面影に近づくかもしれません。

<関連項目> せたがや百景No.22

・東京農大のイチョウ

東京農大のイチョウの紅葉の写真世田谷通りにある東京農大の秋といえば収穫の喜びを分かち合う収穫祭が有名ですが、収穫祭後にもささやかな秋が訪れ、正門前にある大きなイチョウの木(雌木)はとても見事な紅葉を見せてくれます。

世田谷区の保存樹木にもなっている立派なイチョウの木ですが、なんとこの木はさりげなく有名なイチョウの木だったりします。それは東京の紅葉・黄葉の指標に使われている木で、ニュースのお天気コーナーなどで東京の紅葉の何かしらの発表日などに「世田谷にある農大のイチョウの葉が・・・」と、この木が映され、紹介されたりしています。

<関連項目> せたがや百景No.28

・静嘉堂文庫

静嘉堂文庫の紅葉の写真難しい漢字が並んでいますが、この静嘉堂文庫は岡本民家園のすぐそばにあります。文庫と名付けられていることから想像が付くと思いますが、ここは古い蔵書を中心に色々と貴重なものが保管されています。これらの蔵書などはこの土地の所有者であり、三菱財閥創設者である岩崎家の人間によって集められたもので、敷地内には岩崎家の廟も建てられています。

この静嘉堂文庫の象徴であるイギリス的な洋館は鉄筋コンクリート製の2階建てで、洋風のスクラッチタイルが一面に貼り付けられています。案内板によると東京都選定歴史的建造物に指定されているとか。この建物前には噴水があり、またイチョウ並木や桜がありと四季折々で洋館を引き立たせる工夫がされています。その中でも紅葉のときの美しさが一番美しく感じるかもしれません。

<関連項目> せたがや百景No.73

・もみじが丘

もみじが丘の紅葉の写真せたがや百景で紹介されているので紹介しないわけにはいかない項目だと思いますが、残念ながらもみじが丘の名前を見て期待して訪れるとがっかりすることになるかと思います。

このもみじが丘はそういった地名があるわけではなく、静嘉堂文庫に続いている丘にもみじが多いことからそう名付けられたものです。江戸時代には瀬田の行善寺から見る岡本紅葉が行善寺八景に選ばれる程知られていたようです。

しかしながら現在では雑木林状態となっていて、もみじが植わっているには植わっているものの、あまり目立たなくなっています。昔がどうだったかは知りませんが、背の低いもみじを目立たせたり、日当たりよくしてやるには人間の手で森を里山として調節する必要があります。そうしないとここみたいになってしまうんだといったいい例かもしれません。

<関連項目> せたがや百景No.71

・芦花公園とその一帯

芦花公園とその一帯の紅葉の写真芦花公園と言えば一年中花が咲いている花の丘が有名です。紅葉の少し前には秋の花コスモスが大きな花壇一面に咲きますが、さすがに晩秋にもなると咲く花も少なくなり、ちょっと花壇が寂しくなってしまいます。

紅葉に関しては園内には木が多いので、何かしらは紅葉していますが、これぞ芦花公園といった紅葉はないように思えます。それよりもここでは落ち葉が凄かったのが印象に残っています。何の木か忘れましたが、大きな葉っぱを付ける木が多く植わっている場所があり、そこは落ち葉のベッドができている感じでした。

蘆花恒春園は竹が多いので紅葉は一部のもみじぐらいでしょうか。うまく光を合わせれば古い建物を背景にきれいかもしれません。そして隣接する粕谷八幡神社は小さいながらもさりげなく色んな木が植わっています。大きなイチョウの木を中心に紅葉しますが、雰囲気的にはもうちょっとといった感じがしました。

<関連項目> せたがや百景No.39

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<世田谷散策記 世田谷の紅葉 2010年11月初稿 - 2015年10月改訂>
*このページの背景は「四季の素材 十五夜様」の画像を使用させてもらっています*